『サーファーに花粉症はいない』わけとは!?

ビタミンD

知っておきたい『サーファーに花粉症はいない』わけとは!?【2020年】

『サーファーに花粉症はいない』(斎藤 糧三 著 小学館)

当ブログでは令和の時代のヘルスケア&セルフケアについて考えていますが、今回は、『サーファーに花粉症はいない』(斎藤 糧三 著 小学館)という一冊を花粉症対策のためにご紹介したいと思います。

 

毎年春が近づくと花粉症のつらい症状に悩まされる方は多くいらっしゃると思いますが、花粉症の方にぜひ読んでいただきたいのは、医師である斎藤糧三氏の『サーファーに花粉症はいない』という一冊です。

なぜなら花粉症対策というと、マスクやゴーグルを着用したり、乳酸菌の効果を期待してヨーグルトを食べ、腸内環境を整えたりするのが定番ですが、斎藤糧三氏の『サーファーに花粉症はいない』には、日光浴によってビタミンDが十分に作られることの、花粉症に対する有効性が示されているからです。

 

著者の斉藤糧三氏は幼少時からアトピー性皮膚炎、医者になってからは鼻づまりや花粉症をもっていたそうなのですが、アメリカで機能性医学の考え方を知り、ビタミンDサプリメントを試してみたところ、鼻の通りが良くなることを実感したといいます。

そして論文を読み漁るうち、ビタミンDについて、

 

「*ビタミンDはビタミンというよりは、紫外線B波(UVB)が皮膚に当たることで、合成されるホルモンのような物質である。」

「*カルシウムの吸収を調整しているが、ここ20年で、免疫系の正常な機能に不可欠であることがわかってきた。」

「*免疫正常化の観点から見たビタミンD血中濃度の目標値は、従来のカルシウム代謝を基準にしたレベルよりもはるかに高い。」

「*先進国では日光を避ける習慣によって、人口の4割がビタミンD欠乏のレベルに陥っている。」

「*食事から充分な量のビタミンDを摂取することは不可能。」

 

ということが分かってきたといいます。

 

「新たに注目されているビタミンDの機能」とは?

『サーファーに花粉症はいない』わけとは!?

本書『サーファーに花粉症はいない』において、斉藤糧三氏は「ビタミンDの古典的な生理機能」として、

  • 「①腸管でのカルシウム、マグネシウム、リン吸収の促進」
  • 「②腎臓からのカルシウム喪失抑制と、副甲状腺を介した、血中カルシウム濃度の維持」
  • 「③骨形成や骨のカルシウム、マグネシウムの吸収の円滑化」

を挙げています。

 

そして、本書では「新たに注目されているビタミンDの機能」として、

  • ①細胞分化誘導
  • ②免疫担当細胞の調整
  • ③血圧上昇ホルモンの調整

を紹介しています。

 

特に花粉症に関しては、ビタミンDの「②免疫担当細胞の調整」が深く関係してくるようです。

 

ビタミンD欠乏を解決する最善の方法。それは、日光浴をして自分の身体でビタミンDを合成することです。

また、日光浴には別の効能もあります。UVBは皮膚では脳内麻薬とも呼ばれる快感物質・βエンドルフィン、脳では不足するとうつなどになる神経伝達物質・セロトニン生成を増す効果があるので、心地良さとリラックス効果という恩恵を副次的にもたらします。

(斎藤糧三『サーファーに花粉症はいない』p107~108)

 

なお、ビタミンDを生成するために必要なのは、UVBだけで、ただ日光浴すればいいというわけではありません。

ですから、UVBがどのくらい地表に到達している場所か? という地理的条件を考慮することが大変重要です。

さらに、服装や場所など、日光浴を行う際の環境も同じように重要です。

なぜなら、肌を露出した服装でなければ、UVBは皮膚に到達しません。

つまり日光浴の際は、一般的な長袖長ズボンではなく、半袖半ズボンなど皮膚が充分に露出した服装を選ぶことが必要です。

またガラスやプラスチックはUVBを遮ってしまいます。室内の窓際での日光浴や、天井がガラスなどで覆われたテラスやベランダでの日光浴は、ビタミンDを生成するという観点ではNG(無効)です。

ですから、日光浴は日光が直接当たる場所で行う必要があります。

(斎藤糧三『サーファーに花粉症はいない』p108~109)

 

そして、著者の斎藤氏は、

「・日光浴をすることは「身体にとって必要で健康的なこと」と考え、それでビタミンDが充足できる地域や季節では適切に実行する」

「・ビタミンDが不足する場合は、タンニングマシンの利用やサプリメントで確実に補給する」

という「この2つの行動で、ビタミンDを解消し、またその結果として起こる病気のリスクを回避して頂きたいと思います」と述べています。

 

以上ここまで、『サーファーに花粉症はいない』(斎藤 糧三 著 小学館)という一冊を花粉症対策のためにご紹介してきました。

もし長年つらい花粉症に悩まされていて、さまざまな対策をしてもそれほど効果が感じられない、という方は、日光浴や食事によるビタミンDの生成・補充に気をつけてみてはいかがでしょうか?

 

特に秋から冬、春にかけて、適度に日光浴を行ってビタミンDを作る習慣も、花粉症の症状を軽減するための鍵を握っているようにも思います。

私自身もこれまで毎年花粉症に悩まされてきましたが、午前中にこまめに日光浴を行う習慣を身につけてみたら、症状はかなり軽くなってきています。

 

なお本書には、ビタミンDサプリメントを過剰摂取することによるビタミンAの相対的な不足のことや、ビタミンD補充を注意すべき病態のことなど、注意事項についても詳しく書かれていますので、もし日光浴やサプリメントでビタミンDを生成・補充する際は、その前に本書を実際に手に取り、じっくり読んでいただきたいと思います。

 

ちなみに、本書のタイトルは「サーファーに花粉症はいない」となっていますが、著者によれば、ウェットスーツを着ているなどの理由から、すべてのサーファーが十分にビタミンDが作られているとは限らないため、実際のところサーファーであっても花粉症の方はいるそうです(笑)。

 

 

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(なお、健康についてはそれぞれ個人差があり、誰にとっても100%正しい情報というのは考えにくいため、当ブログの記事内容については参考程度に止めておいていただければ幸いです)。

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