最近何だかうつっぽいと感じたら、食事・運動・瞑想で自分自身を大切にするためのセルフケア、始めてみませんか?
以前の記事で、『食事・運動・瞑想で「うつ」な気分を良くする生き方 自分を大切にするためのセルフケア習慣』をKindleで出版したことをお知らせしましたが、今回の記事はなぜ食事・運動・瞑想が「うつ」な気分を良くするのか? ということについて述べていきたいと思います。
この『食事・運動・瞑想で「うつ」な気分を良くする生き方』の前半部では、食事・運動・瞑想がなぜ「うつ」な気分を良くするのかということについて、後半部では、「うつ」の要因として、ストレスやエネルギー不足、自分を大切に出来ないことを挙げています。
特に後半部では、脳ストレスや「ぐるぐる思考」によるエネルギーの消耗、子ども時代の親子関係から生じてくる自己嫌悪について書いていますが、これらはどれも密接に関係し合っているように思います。
そしてその問題を少しでも解決していくために有効なのが、食事・運動・瞑想による心身の健康へのアプローチなのです。
☆食事☆
厳密にはうつや脳に良い食事というものはないため、新鮮な野菜や果物、お米、肉や魚、海藻、発酵食品などから栄養素をバランスよく摂るようにすることが大切。
また出来る範囲で少しずつ、加工食品・食品添加物、質の悪い油(トランス脂肪酸など)の摂取を減らすようにする。
☆運動☆
ヨガやスロージョギング、ゆっくりスクワットといった適度な運動を行うことは、神経細胞やBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やしたり、認知機能を改善したりすることにつながる。
しかし「うつ」の時ほど運動する気がなかなか起きないため、いきなり毎日頑張ろうせず、まずは「週末だけ1日20分程度のウォーキングをしてみる」「筋トレは3日に1回だけ」など、最初のハードルをなるべく低くする。
また「うつ」はエネルギー不足が関係しているため、無理に運動をし続けることで疲れすぎないように注意する。
☆瞑想☆
自分ひとりでは解決が難しい問題に対して、「ぐるぐる思考」や「自動思考」を延々と続けることは、脳でエネルギーをかなり消耗してしまう。
しかし日頃からマインドフルネス瞑想の実践によって、過去や未来ではなく、現在(いま)を意識するようにトレーニングすることは、「うつ」な気分を良くしていくことにつながる。
また、いきなり30分の瞑想をしようとすると、すぐに退屈に感じて続けるのが難しくなるため、1分からの「小さな習慣」から始めてみる。そうすれば、3分、5分、10分と長く続けられる可能性が出てくる。
二十歳の頃は、食事や運動、瞑想が心の健康のために大事だということは考えてもみなかった。
私自身、両親が不仲な家庭環境で育ったこともあって、特に親子関係に対して屈折した思いをこれまで抱いてきました。
そして成長期に家庭環境で感じてきたストレスを体が憶えており、大人になってからもイヤな記憶として想い起しては、心のなかで再現することで余計にストレスを増やしてしまっていたのです。
特に「うつ」がひどくなったのは20代前半の頃で、当時はお金の話題ばかりが蔓延する日本の社会に対しても不満ばかりがつのり、それと同時に自分の生き方を模索することで、自分自身の生に対してはどこか不安や劣等感を感じていました。
その頃は今の自分とは正反対で、食事や運動、瞑想が心の健康のために大事だということは考えてもみませんでしたし、読書だけが心の救いだったため、どこか理屈っぽく頭でっかちでした。
しかしある時ヨガを始めてみたら、かなり体調が良くなり、身体の状態を変えれば心の領域である「気分」がこんなにも変わるのかと驚いたのです。
そしてその後、「心とは何か」ということについて関心を持ち、哲学や仏教などの分野に対してアプローチしながら自分なりに探求していくうちに「瞑想」に興味を持ち、お釈迦さまの瞑想法である、瞬間を生きるための「ヴィパッサナー瞑想」というものがあることを知ったのです。
また、毎日の食事も自分の心身にかなりの影響を与えていることに気づき、酵素栄養学など多くの本を参考にしながら、日々の食事を出来る範囲で改善してみました。
そして長い道のりでしたが、実際に食事を変え、体を動かし、瞑想を実践し、過去や未来ではなく、瞬間(いま)を生きるようにすることによって、いつもの気分を良い方向に変えられることが実感できたのです。
『食事・運動・瞑想で「うつ」な気分を良くする生き方』はそのような自分の経験をもとにしながら書いたものですが、難しく考えるよりもまずは実践していただきたいと思い、理論的な話は最低限に止めました。
気になる方は、当ブログ管理人が書いた『食事・運動・瞑想で「うつ」な気分をよくする生き方 自分を大切にするためのセルフケア習慣』、amazonでチェックしてみていただけると、大変うれしく思います。
表紙をリニューアル、本文のレイアウトを変更し、かなり読みやすくなりました❕