当ブログではハチミツとミトコンドリアで真の健康を実現する方法について書いていますが、今回は、ローヤルゼリーの特有成分である「デセン酸」の効果・効能についてです。
ローヤルゼリーには、炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸など、はちみつと同様、様々な栄養素がバランスよく凝縮されていますが、ローヤルゼリー特有の成分として注目なのは、「デセン酸」と呼ばれる脂肪酸です。
このローヤルゼリーの「デセン酸」(10-ヒドロキシ-2-デセン酸)には、自律神経を整える働きのほか、以下のような効果・効能が期待できるとされています。
- 抗菌作用。
- 肌をきれいに保つ皮脂分泌抑制作用。
- 糖尿病の血糖値を下げるインスリン様作用。
- 高血圧の降下をもたらすアンジオテンシン転換酵素阻害作用。
- 動脈硬化の原因となる血中コレステロールの低下作用。
- ガンを抑制する抗腫瘍作用。
(『ロイヤルゼリー小事典』 現代書林より抜粋)
特にデセン酸に期待できるのはガンや糖尿病への効果だとされています。
1958年に科学雑誌の「ネイチャー」に、カナダのオンタリオ大学のタウンゼント博士らのローヤルゼリーの制ガン作用の研究が報告されたことで、「デセン酸」(10-ヒドロキシ-2-デセン酸)のガンの拡がりを抑える作用が示唆されました。
また、ローヤルゼリーに含まれるデセン酸には、インシュリンの分泌を刺激して糖の代謝を助ける働きもあるとされていますので、糖尿病に対しても有効だといわれています。
そのほか、デセン酸には抗菌効果があり、特に大腸菌やサルモネラ菌といったグラム陰性菌と呼ばれるグループに対して、殺菌能力が認められるようです。
以上ここまで、ローヤルゼリー特有成分である「デセン酸」の効果効能について述べてきました。