フィトンチッド×マインドフルネスでストレス対策

森林浴

フィトンチッド×マインドフルネスでストレス対策。【森林浴で日々の健康管理】

フィトンチッド×マインドフルネスでストレス対策

少しでもコロナ禍のストレスをやわらげるために、<森林浴>をライフスタイルに採り入れてみませんか?

今回はフィトンチッド×マインドフルネスがストレス対策になるということについてです。

 

以前、森林浴のリラックス効果が慢性的なストレスから解放し、心と身体を癒す、ということについて述べましたが、時々、森林公園などの自然のなかでゆったりとした時間を過ごすと、日頃のストレスがやわらぎ、心身ともに癒される心地がします。

そのように、森林浴がリラックス効果をもたらしてくれる理由のひとつには、「フィトンチッド」(phytoncide)が挙げられます。

 

フィトンチッドとは樹木などが発散する化学物質のことですが、より詳しく述べると植物が傷つけられた際に放出し、殺菌力を持つ揮発性物質のことを指します。

1930年頃、ロシア(旧ソ連)の科学者B.P.トーキン博士が発見したとされ、微生物の活動を抑制する作用をもつといわれています。

 

たとえば、この「フィトンチッド」に関して、『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』(ジョンJ.レイティ、リチャード・マニング 著 野中香方子 訳 NHK出版)という一冊には、

 

フィトンチッドはフィトケミカルの一種で脳に強く影響し、たとえばストレスホルモンの量を減らしたり、痛みや不安を抑えたりする。注目すべきは、そのいくつかがナチュラルキラー細胞と呼ばれる免疫系の強力な武器を強化することだ。ナチュラルキラー細胞は、インフルエンザや風邪などの感染症を前線で防いでいる。とはいえ、こうしたフィトンチッドの多くは匂いとして感受されない。したがって、わたしたちは戸外で深呼吸しているときも、自分の免疫系が自然によって化学的に刺激されていることに気づかないのだ。

(ジョンJ.レイティ、リチャード・マニング『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』 野中香方子 訳 p199)

 

とあります。

また、

日本での研究は、この免疫力を強める効果が持続することを示した。被験者となった日本のビジネスマンのグループは、森を歩いたあとナチュラルキラー細胞が四〇パーセント増加したが、一カ月後の追跡調査でも、依然として基準値より一五パーセントも高かった

とありますが、森林浴を定期的に行うことで、免疫力やストレス耐性が高まることは十分考えられるのです。

 

森林浴はマインドフルネスで今に集中することが大事。

森林浴を定期的に行うことで、免疫力やストレス耐性が高まることは十分考えられる

しかし、せっかく森林浴を行ったとしても、気持ちが今ではなく、過去や未来を彷徨っていたり、スマートフォンの画面を見ながら歩いたりすると、森林浴のリラックス効果は半減してしまいます。

ほかの記事でも述べましたが、森林浴のリラックス効果は、自然の中の音や香りや景色によってもたらされるため、森林浴のリラックス効果を高めるコツとは、五感を活かし、現在(いま)に集中してゆっくりと歩くことなのです。

 

このことはすなわち、マインドフルネス瞑想を実践することでもあります。

  • 視覚・・・自然の様々な変化や移ろい、色などを感じるようにする。
  • 聴覚・・・風の音や、鳥、虫の鳴き声などを感じるようにする。
  • 嗅覚・・・木々や花々の香りを感じるようにする。
  • 触覚・・・手で木や土を触感を感じてみる。また、歩くたび足裏感覚を意識する。
  • 味覚・・・飲み物や食べ物がいつもより美味しく感じるのを感じる。

 

ぜひ、森林浴を行っている間は、マインドフルネス瞑想を実践しながら自然そのもの=今の瞬間を五感で感じることに集中してみてください。

マインドフルネス瞑想を実践しながら自然そのもの=今の瞬間を五感で感じることに集中

ちなみにマインドフルネス瞑想にもストレスを低減する効果があるため、森林浴×マインドフルネスで、無理にお金を使わなくても慢性的なストレスからも解放され、心身ともに爽快な気分になり、かなりのリラックス効果も得られます。

 

森林浴のリラックス効果がストレスをやわらげる理由。

 

  • 樹々や植物の芳香成分・植物が身を守るために揮発する<フィトンチッド
  • 鳥や虫の鳴き声、風の音など、ヒトの耳では聴き取れない高周波の音
  • 人体と自然のマイクロバイオーム(微生物相)の調整

 

 自然との関わり合いについての問題はほかにも見られる。衛生仮説を思い出していただきたい。現代人、とりわけ都会で暮らす人々に自己免疫疾患が急増しているのは、環境があまりにも清潔なため、免疫系が現実の敵を失い、力を持て余して暴れているからではないか、というのがそれだ。わたしたちはフル装備の微生物に囲まれ、それらと闘いながら進化してきた。そのため微生物がいない状況では、とくに体内の生態系(マイクロバイオーム)に問題が起きる。健康でいるには、体の内の生態系が外の生態系と結びついていなければならない。

(ジョンJ.レイティ、リチャード・マニング『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』 野中香方子 訳 p202)

GO WILD 野生の体を取り戻せ!

 

両者を結びつけるには、無菌の人口環境から外に出て、自然の中で過ごす必要がある。(同 p203)

 

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございます(^^♪

 

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当ブログ「ハチミツとミトコンドリア」ではハチミツの栄養効果とミトコンドリアのエネルギーで、令和の時代の真の健康と幸福の実現、現代病の問題の多くを解決する方法について考えています。ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございます。


(なお、健康についてはそれぞれ個人差があり、誰にとっても100%正しい情報というのは考えにくいため、当ブログの記事内容については参考程度に止めておいていただければ幸いです)。

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