「いい習慣」で「脳を変える」ためには抽象度の高いゴール設定が必要なわけ。

成功法則

「いい習慣」で脳を変えるためには正しいゴール設定が必要なわけ。

『いい習慣が脳を変える』わけとは?

生き方を変えるためには毎日の「習慣」が重要になってきます。

今回は、前回に引き続き、『いい習慣が脳を変える 健康・仕事・お金・IQ すべて手に入る!』(苫米地英人 著 KADOKAWA)を取り上げたいと思います。

 

いつの時代であれ、健康的で幸福な人生の実現や仕事・ビジネスの成功のためには、日頃の「習慣」というものが非常に大切であるように思いますが、その「習慣」を変えるために新しい視点を与えてくれるのは、日本における「コーチング」の第一人者であり、認知科学者としても有名な苫米地英人氏の『いい習慣が脳を変える 健康・仕事・お金・IQ すべて手に入る!』(苫米地英人 著 KADOKAWA)という一冊です。

 

前回の記事では、日頃の習慣を変えるには、まずハビットではなく、アティチュードが重要であることが分かってくると述べました。

そして、そのアティチュードを具体的に変えるには、「知識」を得ることによって自分自身のブリーフシステムに働きかけることが必要になってくるのです。

すなわち、様々な分野の本を大量に読む習慣の実践など、抽象度の高い選択をすることで、自分のブリーフシステムを変えていくことこそ、「いい習慣」で「脳を変える」ことなのです。

 

このあたりのことは、苫米地英人氏が、他の著作や動画などでも述べている人生のゴールを「コンフォートゾーン」の外に設定することとつながってくるように思いますが、苫米地氏は、本書『いい習慣が脳を変える』のなかで、

 

 習慣は自分で設計していかなくてはなりません。

ゴールがあると、あるべき姿が決まります。そうすると、あるべき行動も決まるのです。

そしてそれは煩悩という抽象度の低いゴールではなく、より抽象度の高いゴールを設定する必要があるのです。

(苫米地英人『いい習慣が脳を変える』p41)

 

と述べています。

 

「いい習慣」で「脳を変える」ためには、抽象度の高いゴール設定が必要。

「いい習慣」で「脳を変える」ためには、抽象度の高いゴール設定が必要

すなわち、「いい習慣」で「脳を変える」ためには、抽象度の高いゴール設定が必要になってくるのです。

では、抽象度の高いゴール設定とは、例えば、苫米地氏のゴール設定である「戦争と差別をなくす」はもちろんのこと、

  • 日本の労働問題を根本的に解決し、持続可能な社会を実現したい。
  • 世界の貧困と食糧難を無くして多くの子どもを救いたい。
  • 宇宙ビジネスで起業して世界の平和に貢献したい。

といった社会問題や世界情勢の解決に関わることが挙げられます。

 

一方、抽象度の低いゴール設定とは、苫米地氏が挙げているような、

  • 「自分がよければそれでいい」
  • 「自分に少しでも利益があることを優先する」

といった(主にお金が欲しいという)「煩悩」に根差したものであるといえます。

 

「自分がよければそれでいい」「自分に少しでも利益があることを優先する」、多くの人はそういうブリーフシステムを持っています。抽象度の高い選択をするには、その考えを変えていかなくてはならないのです。変えていくことこそ「いい習慣」で「脳を変える」ということなのです。

(苫米地英人『いい習慣が脳を変える』p27)

 

 

正しいゴール設定が出来ていればモチベーションは必要ない!?

正しいゴール設定が出来ていればモチベーションは必要ない!?

ちなみに抽象度の高いゴール設定をしたり、そのゴール設定に基づいた生活習慣を実践したりするには、高いモチベーションが必要になると思われる方がいらっしゃるのかもしれませんが、「モチベーション」に関して、苫米地英人氏が、

そもそもモチベーションなど存在しない

と述べています。

 

これはどういうことでしょうか? 以下、その答えについての引用です。

 

 ゴールに合致しているときは、人間は自然に行動を起こすものです。モチベーションとは、そのことに無理やり、言葉を付けただけのことです。その理由はおそらく簡単で、ゴールに合致していないことをさせようとするからです。それを日本語では「洗脳」と言います。

 

その人のゴールに合致していないことを無理やりさせようとするときは、それを促す強い力が必要になります。だからモチベーションという言葉を持ち出して、それを高めるように強要するということが起きるのです。

 

本来、人間はゴールに合致しないこと=やりたくないことは、やれないし、やってはいけないのです。

(苫米地英人『いい習慣が脳を変える』p34~35)

 

このあたりのことは、苫米地英人氏の著作をこれまでに読んだことがない方にとっては、あまりピンとこないのかもしれません。

ですが、私が理解する限りでは、毎日ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、眠ったりするのに、わざわざモチベーションを高める必要が無いのと同じように、自分にとっての正しいゴール設定が出来ていれば、目的遂行のためにモチベーションを高めるという考え方自体が必要ないということなのだと思われます。

 

要するに、自分が設定したゴールと行動が合致していれば、わざわざモチベーションを高めなくても、習慣として自然にやりたいことをやってしまうということなのです。

 

以上ここまで、前回に引き続き、『いい習慣が脳を変える 健康・仕事・お金・IQ すべて手に入る!』(苫米地英人 著 KADOKAWA)を取り上げてきましたが、「いい習慣」で「脳を変える」ためには、自分のコンフォートゾーンから脱け出すような、抽象度の高いゴール設定ということがカギになってくるのです。

そして抽象度の高いゴール設定を行うには、「習慣」というものを「過去」ではなく「未来」から捉える視点も必要になってくるのです。

 

 

 

 

 

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪

当ブログ「ハチミツとミトコンドリア」ではハチミツの栄養効果とミトコンドリアのエネルギーで、令和の時代の真の健康と幸福の実現、現代病の問題の多くを解決する方法について考えています。ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございます。


(なお、健康についてはそれぞれ個人差があり、誰にとっても100%正しい情報というのは考えにくいため、当ブログの記事内容については参考程度に止めておいていただければ幸いです)。

関連記事

  1. 西田文郎『命と脳』は人工知能時代に必読の一冊。【書評・レビュー】

    成功法則

    西田文郎『命と脳』は人工知能時代の人類の成功と幸せのために必読。【読書感想・書評】

    これまで語られることのなかった、究極の脳の秘密もくわしく解説さ…

  2. ついやってしまう「習慣化」の鍵を握るのは「状況」と「きっかけ」。

    生活習慣

    ついやってしまう「習慣化」の鍵を握るのは「状況」と「きっかけ」。

    2023年の新生活は、これまでの習慣を見直し、運動や瞑想など、…

  3. 雑念が浮かぶのは当たり前だと受けいれることがマインドフルネスを継続するために必要。

    マインドフルネス

    マインドフルネス継続のための雑念のトリセツとは?

    マインドフルネス瞑想を毎日のセルフケアのために継続できています…

  4. マインドフルネス瞑想は繰り返し練習することで効果を発揮する。【いつもの脳を変える】

    生き方

    マインドフルネス瞑想は繰り返し練習することで効果を発揮する。【いつもの脳を変える】

    マインドフルネス瞑想を繰り返し練習することで、いつもの脳のパタ…

  5. ダイエットしないで健康的に痩せるための方法とは?

    痩せ菌ダイエット

    無理にダイエットしないで健康的に痩せるための方法とは?

    したくもないのに無理にダイエットをすると、リバウンドで以前より…

  6. 習慣は未来からやって来る!?『いい習慣が脳を変える』3

    成功法則

    習慣は未来からやって来る!? 『いい習慣が脳を変える』3

    自分を変えるための良い「習慣」は<未来>からやってきます。…

特集記事

  1. ギー(Ghee)の効果・効能で油を変える健康生活。
  2. 天然・純粋・生蜂蜜が免疫力をアップさせる。
  3. 西田文郎『命と脳』は人工知能時代に必読の一冊。【書評・レビュー】
  4. お金2.0 新しい経済のルールと生き方
  5. 心身を浄化する瞑想「倍音声明」CDブック

オススメ記事

  1. <神様の食べ物>カカオの効果・効能がメンタルケアに注目なワケ…
  2. 「ありがたい」という言葉をこまめに唱えてみることで感謝する練…
  3. 長寿遺伝子を働かせるための効果的な方法とは?‐『ライフスパン…
  4. 「うつ」にも関わる【脳の炎症】を抑えるための生活習慣とは?
  5. イライラすると「運」は悪くなる。【「運が悪い」を変える生き方…

カテゴリー

『腸内フローラ改善習慣で、腸を元気にする生き方』Kindle で販売中です😊

管理人
塩川水秋

真の健康と幸福の実現を創造&情報発信。

ブログ内検索

Generic selectors
Exact matches only
Search in title
Search in content
Post Type Selectors

Copyright © 2024 copyrights.ハチミツとミトコンドリア All Rights Reserved.

 

amazonアソシエイトプログラムに参加しています。当ブログの記事には、訪問者様が製品またはサービスをamazonから購入した場合に、管理人が手数料を受け取ることがあるリンクが含まれています。

  1. 『はちみつ・ミトコンドリア・腸健康法 これからの免疫力を高める生き方』

    電子書籍

    『はちみつ・ミトコンドリア・腸健康法 これからの免疫力を高める生き方』のお知らせ…
  2. ヘンプシードの免疫系に作用する働き

    ヘンプシード

    ヘンプシードは未来の健康のためのスーパーフード。
  3. 人生は常に道半ば、学び(アップデート)の連続である意味とは?【学び続けることが大切】

    生き方

    人生は常に道半ば、学び(アップデート)の連続である意味とは?【学び続けることが大…
  4. そもそも免疫力とは何か?

    ミトコンドリア

    そもそも免疫力とは何か?【健康のために知っておきたい】
  5. 短鎖脂肪酸の効果・効能

    腸内細菌

    短鎖脂肪酸の効果・効能は腸内細菌の万能薬!?
PAGE TOP