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当ブログでは令和の時代のヘルスケア&セルフケアについて考えていますが、今回はコロナウイルスの不安に負けないための免疫力アップの秘訣についてです。
この記事でお伝えしたいコロナウイルスの不安に負けないための免疫力アップの秘訣とは、ズバリ、「余計なストレスを減らす」ということです。
なぜなら、不安になることでストレスを感じると、免疫力が低下してしまうからです。
多少のストレスを感じてそれに対して何らかの反応をすることは自然なことだと言えますが、ストレスがあまりに過剰になると、免疫系の機能を低下させてしまいます。
その理由は、ストレスを感じると自律神経の交感神経が優位になり、身体は激しい緊張状態にさらされてしまうからです。
その際、体内ではストレスの原因になっている体外の脅威や危険から逃れようとして、体中のエネルギーを、闘争もしくは逃走の方に集中させます。
つまり、激しい脅威が危険にさらされ、ストレス反応が起きている最中は、免疫系の働きが弱まってしまうのです。
なぜなら、体内の細菌やウイルスと闘うよりも先に、体外の目の前にある脅威をどうにかしなければ、生体そのものが脅かされてしまうためです。
ストレスホルモンは血液を介して全身に送られ、副腎からの警告を伝える。血流中のストレスホルモンは消化管に分布している血管を収縮させ、血液の栄養分が腕や脚に優先的に届くようにする。危険から逃げ出すには四肢の力が必要なので、それまで内臓に集中していた血液を、四肢に送るようにする。
闘争・逃走反応では、内臓に送られる血液が減少するために、成長・増殖関係の機能は阻害される。血液が栄養分を送ってくれないと、内臓は適切に機能できない。内臓は消化や吸収、排出を行なっているが、これらの活動によって細胞の増殖が可能になり、身体に必要なエネルギーの蓄えがつくりだされる。それゆえ、ストレス反応は成長・増殖過程を阻害し、さらに生命エネルギーの蓄積を妨げ、生体の生存を危うくする。
(ブルース・リプトン『思考のすごい力』 西尾香苗 訳 PHP研究所 240頁)
もし、生体そのものがダメージを受け、生命を失ってしまったら、元も子もなくなるので、体内のシステムは生き延びるために、免疫機能をおろそかにしてでも目の前の脅威に対処しようとするのです。
そのため、過度のストレスを感じるような毎日を過ごしていると、免疫系にエネルギーがあまり供給されなくなるので、ウイルスや細菌などの侵入を許しやすくなり、風邪や感染症にかかりやすくなってしまうのです。
長引くストレスによってコルチゾールが分泌され続けることも免疫力の低下を招く。
これらは「闘争か逃走か」というストレス反応の話ですが、長引く精神的ストレスによってコルチゾールが過剰に分泌されることも、免疫機能の抑制につながってしまいます。
たとえば過去の記憶をぼんやりと反芻(はんすう)したり、まだやって来ていない未来に対して漠然とした不安を感じたりすることで余計にストレスを増幅させて、コルチゾールの放出が続き、心身にジリジリとダメージを与え続けてしまうことは十分考えられるのです。
コロナウイルスのことに関しては、何が本当かわからないメディアの情報に接することで、漠然とした不安によってストレスを余計に増大させてしまうことは十分考えられます。
そのため、様々なことがささやかれているコロナウイルスの情報に関しては、よほど信頼性の高いメディアが発する情報以外は、あまり鵜呑みにしないほうが賢明であるように思われます。
ストレスを減らして免疫力を高めるためには、日光浴や森林浴がおススメ。
つまり、メディアの情報に接し続けることで、不安になったりイライラしたりすることがストレスになってしまえば、そのことが免疫機能の低下につながり、疾病のリスクも高くなってしまうため、ストレスを溜めないようにすることが大切だということです。
特に屋内で過ごすようにする自粛ムードが拡がっていますが、ストレスを減らして免疫力を高めるには、(たとえば室内で延々とYouTube動画を見続けるよりは)野外で楽しく過ごしたほうが良いと思われます。
天気がいい日は、外に出て、公園などで日光浴しながら読書したり、遊んだり、マインドフルネス瞑想しながらの森林浴したりすることなどが、免疫力のアップやストレス対策にオススメです。
特に森林浴によって数時間自然のなかに身を置くことは、ストレスホルモンであるコルチゾールの濃度を減少させたり、病原菌から人体を守るNK細胞の数が増えたりすることにつながります。
また、脳ストレスを減らすという意味では、自然音をずっとBGMとして流し続けるのもオススメですし、コロナウイルスに感染したらどうしようと弱気になるよりは、「コロナウイルスになんか負けない!」と強気になり、立ち向かうようにするほうが、心の免疫力を高めるのに効果的です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。なお、コロナウイルスに関するこの記事の内容は、参考程度にとどめておいていただければ幸いです。