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今回は最初から完璧を目指さないデトックスがアトピーの改善につながるということについて述べていきたいと思います。
近年、大人になってからのアトピー性皮膚炎に悩まされる方が急増しているといいますが、大人のアトピーは完全に治るのでしょうか? また、アトピーを治すためにはどのような手段が有効なのでしょうか?
世の中には「~すればアトピーが治る」という情報が氾濫していますが、アトピーをすぐに治すのは難しいと思われます。
そして、アトピーを治していくために大切なこととして考えられるのは、シンプルに整理すると、以下のようになります。
- 腸内環境を改善する
- 血液をきれいにする
- 新陳代謝を良くする
実は私自身アトピー体質で、様々なことを実践するうちに気づいたのですが、アトピーを少しでも治していくためには、あれもこれもと特定の対策を細かく行うのではなく、血液をきれいにし、血液の巡りを良くするために、からだ全体のバランスを整えていくことが重要なのです。
そしてそのために具体的に必要なことは、以下のようなことだと思われます。
この記事ではこのうち、デトックスを行うことについて述べていきたいと思います。
デトックスで体のなかをキレイにしていくことがアトピー改善につながる。
アトピー性皮膚炎の発症にはストレスや食べ物だけではなく、細菌、食品添加物や化学物質、有害金属など様々な原因が考えられていますが、最終的には、からだに溜まった汚れや毒素が、便から排泄しきれず、毒素が排泄しきれないというその症状が皮膚から現れていると考えると分かりやすいと思います。
そのため、アトピーを治していくためには、デトックスを行うことによってからだのなかをキレイにしていくことが大切になってきます。
安くて便利であるという理由から、つい手に取ってしまう、食品や日用品の多くには、食品添加物や化学物質など、様々な有害物質が潜んでおり、都会で生活している場合、様々な有害物質にさらされてしまうことを完全に避けることができません。
そのため、「田舎で自給自足の生活でも送らない限り、有害物質から逃れることは不可能だ」と、デトックスによってアトピーを治していくことを、あきらめてしまう方も多くいらっしゃるかもしれません。
まずは全体の約3割の有害物質を減らしていくつもりでデトックス。
しかし、私自身は、だからといってデトックスによるアトピー改善をあきらめてしまうのではなく、食品添加物や化学物質といった有害物質に関しては、少しずつ、まずは全体の約3割を、日々の生活の中で減らすことを目標にしてみるのが良いと思っています。
このあたりのことは、内山葉子医師による『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる!』という書籍をご紹介した際にも述べましたが、新しいことを「やる」か「やらない」かという選択を迫られた時、何事も、いきなり完ぺきに成し遂げようとすると、どこかで無理が生じるものです。
この最初から完璧を目指さないということはアトピーを改善してくことについても同じです。
自分の生活習慣を見直す際に、最初から100%変えることを目指すのではなく、まずは全体の30%程度の身の回りの有害物質を減らすための毒出し生活を意識し、そのことで、何か体の調子が良くなったな、と感じたら、そこから50%、70%と体内の有害物質を減らしていくようにすると良いと感じます。
また、このように最初の目標設定をなるべく小さくしたほうが、習慣として続けやすいと思います(参考 『小さな習慣』)。
さらに、アトピー性皮膚炎を自分で治した方の多くは、日々の生活のなかで、食事だけではなく、運動や入浴によるデトックスに重点を置いている点で共通しています。
食事においてデトックスするには、腸内のお掃除をしてくれる不溶性の食物繊維を摂ったり、酵素ドリンクなどを用いた半日断食、野菜と果物を搾ったジュースを使った「ジュースクレンズ」(参考 福田カレン『デトックスの極意』)などを試してみたりすることがオススメです。
以上ここまで、最初から完璧を目指さないデトックスがアトピーの改善につながるということについて述べてきましたが、アトピー性皮膚炎の症状に関しては、原因や症状についても個人差があるため、この記事の内容が、どなたにとっても100パーセント正しいわけではありません。そのため、この記事の内容は、アトピーを少しでも良くしていくための参考程度に止めておいていただければ幸いです。
また、この記事内容が少しでも、アトピー性皮膚炎に悩んでいる方の症状の改善のお役に立てれば、大変嬉しく思います。
- 腸内環境を改善する
- 血液をきれいにする
- 新陳代謝を良くする