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当ブログではこれからの真の健康と幸福について考えていますが、今回は、ビタミンDの役割や効果・効能についてです。
一般的にビタミンDには、以下のような効果・効能があるとされています。
- 免疫力を高める効果
- 骨や歯を丈夫にする効果
- 花粉症をやわらげる効果
ビタミンDは、骨の健康に役立つビタミンです。その理由はカルシウムとリンの吸収を促進し、骨にカルシウムを吸着させる働きがあるからです。
ビタミンDは食品として摂取されると、小腸から吸収されたのち、リンパ球を経て体内を循環します。特に肝臓に高濃度に貯蔵されることになります。
食品から摂取した場合は、きのこ類に含まれるビタミンD₂と、動物性のD₃がありますが、どちらも肝臓と腎臓を経て活性型ビタミンDに変わり、体内で作用します。
また、活性型ビタミンDは、甲状腺ホルモン(カルシトニン)や副甲状腺ホルモン(PTH)と協力して、血中のカルシウム濃度を安定させる働きもあります。
さらに、ビタミンDのうち、ビタミンD₃は日光の紫外線によって、皮下で合成されるため、1日になるべく30分程度日光浴をすることは、活性型のビタミンDの合成に役立ちます。
ちなみに日照時間が少ない場合は、ビタミンDは脂溶性ビタミンであるため、油脂と一緒に摂取することで、吸収率が高まります。
そのほか、『サーファーに花粉症はいない』(小学館)の著者である医師の斎藤糧三氏は、ビタミンDには免疫調整の働きがあるため、日光浴によってビタミンDが体内で十分に作られることは、花粉症などのアレルギー対策につながることを示唆しています。
ビタミンDを多く含む食品は?
ビタミンDを多く含む食品には、アンコウの肝、サケ、イワシの丸干しなどがあります。また、きくらげや干ししいたけなど、きのこ類にも豊富に含まれています。
ビタミンDの欠乏症としては、乳幼児期ではくる病、成人期では骨軟化症や骨粗しょう症が挙げられます。
さらに近年は、糖尿病、動脈硬化、免疫力低下、自閉症、うつ、花粉症などの発症リスクを高めるという報告もあるようです。
なお、過剰症には、肝油などのサプリメントなどを摂り過ぎることで、高カルシウム血症が引き起こされることがあるとされています。
以上が、ビタミンDの効果効能・役割についてです。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪