contents
当ブログではハチミツとミトコンドリアで真の健康を実現する方法について書いていますが、今回はマヌカハニーの腸内細菌のバランスを整える働きについて述べていきたいと思います。
ニュージーランドのハチミツであるマヌカハニーには、免疫力アップなど、健康に対する様々な効果・効能が期待できますが、このマヌカハニーには、腸内細菌のバランスを整えることで、腸内環境を改善する効果もあるとされています。
人間の腸内には重さにして約1.5kg、100種類、100兆個以上もの腸内細菌が生息していると言われていますが、その腸内細菌の群生の様子はお花畑になぞらえて「腸内フローラ」と呼ばれています。
お花畑になぞらえて「腸内フローラ」と呼ばれている腸内細菌叢。
さらに近頃は腸内細菌の解析技術が進歩することによって、私たちの腸内には、およそ1000種類、600~1000兆個もの腸内細菌が棲んでいるとも言われるようになってきています。
近年、この腸内フローラを形成している腸内細菌のバランスが、私たちの健康に大きく関わっているとして、雑誌や書籍、テレビといったメディアでも大きく取り上げられるようになりました。
蜂蜜には整腸作用がある。
そして、オリゴ糖やグルコン酸などが含まれている天然ハチミツには、昔から整腸作用があるとされており、腸内の善玉菌を増やすことで腸内環境を改善する効果があるといわれていますが、殺菌効果が強いメチルグリオキサールが含まれているマヌカハニーにも、悪玉菌のみに対して作用するという抗菌作用があるというのです。
特に近年は、抗生物質の乱用が、腸内細菌の集まりである「腸内フローラ」のバランスを乱すことにつながるとされており、抗生物質の使用による腸内細菌叢のバランスの乱れや耐性菌の出現が、健康に対する様々な問題を引き起こすといわれるようになってきています。
しかし、マヌカハニーの殺菌・抗菌効果には、腸内細菌叢のうち、一般的に「悪玉菌」と呼ばれている菌の繁殖を防ぎ、ビフィズス菌や乳酸菌など、「善玉菌」と呼ばれる菌に対しては、むしろ活性化する働きがあるともいわれています。
そのため、日頃からマヌカハニーを摂取するようにすることで、腸内細菌のバランスを整えたり、便秘を予防・改善したりすることが期待できます。
マヌカハニーは悪玉菌の増殖を抑えて腸内細菌のバランスを整える。
また、腸内環境は皮膚の状態とも密接に関わっているため、肌荒れや乾燥肌などが気になる方は、マヌカハニーを摂取して腸内環境を良くすることは、皮膚の健康や美肌の実現などにつながっていくと考えられます。
ちなみに腸内細菌とマヌカハニーの関係については、山村学園山村国際高等学校生物部の高野美穂氏の研究において、高濃度のメチルグリオキサールが含まれるマヌカハニーを、マウスに1日1回、2週間にわたり摂取させたところ、「善玉菌(ラクトバチルス)」の割合が増加し、「日和見菌(バクテロイデテス))」と「悪玉菌(クロストリジウム)」の割合が減少したという報告もあります。
以上、ここまでマヌカハニーの腸内細菌のバランスを整える働きや整腸作用について述べてきましたが、からだの土台である「腸」の腸内環境を整えることは、免疫力のアップや肌荒れの改善、便秘の予防、ダイエットなどにつながっていくと考えられています。
そのため、免疫力の低下や肌荒れ、便秘などに悩んでいる方は、腸内細菌のバランスを整えるために、試しにマヌカハニーを日頃の食生活に採り入れてみてはいかがでしょうか?
マヌカハニーを摂取して腸内環境を良くすることは、皮膚の健康や美肌の実現などにつながる。