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当ブログでは令和の時代のヘルスケアについて考えていますが、今回は、体を温める陽性食品で冬の低体温対策、ということについてです。
以前の記事で、「冬のエネルギー不足による病気を予防するための秘訣とは?」という記事を書きましたが、基本的に冬は日が短く、天気も急変しやすいので、十分に太陽の光を浴びることが難しくなり、何かとエネルギー不足に陥りやすいのです
そのため、冬の季節は、
- 何事も無理しない(いつもと同じように仕事をこなそうとしない)
- 体の冷えに要注意(厚着する・こまめにあたたまる)
- いつもより早めに寝る(夜更かしを避ける)
といったことが、大きな病気にかからないようにするために大切になってくると思われます。
また、朝や昼の間、もし快晴で太陽の日差しが地上に降り注いでいたら、太陽の光を貴重だと思って、しばらくの間、日光浴を行うことも必要になってきます。
そのほか、低体温を避けるために、普段から体を温める食べ物を摂るということも挙げられます。
日頃、私たちが摂っている食べ物には、実は体を温めるものと冷やすものがあるとされています。
このことは中医学における「陰」と「陽」の分類による食べ物の捉え方ですが、体を温める食べ物と冷やす食べ物の要素について、石原結實医師は、『病気が治る温め方』のなかで、
- 色
- 産地
- 固いか、柔らかいか
- 熱を加えてあるか否か
- 動物性食品と植物性食品
- 塩のきいた食物
などを挙げています。
冬は体を温める作用がある食べ物や飲み物を意識的に摂ってみる。
そして、以下のように述べています。
陽性食品は、外観が赤、黒、黄などの暖色をしており、固く(水分が少なく)、塩からく、北方に産する…などという特徴があります。また牛乳以外の動物性食品は陽性食品です。
よって、肉、卵、チーズ、魚介、塩、みそ、醤油、明太子、つくだ煮、漬物、根菜類は、体を温める陽性食品なのです。
逆に、水分の多いもの、青・白・緑の食物、南方産の食物は、体を冷やす陰性食品です。つまり、水、酢、牛乳、ビール、ジュース、バナナ、パイナップル、かんきつ類、コーヒー、緑茶、白砂糖…などです。
(石原結實『病気が治る温め方』p24)
生姜湯や紅茶、ココアなどは、体を温める飲みものとしてよく知られていますが、特に体やおなかが冷えやすい秋冬の季節は、低体温を避けるために食品の色や産地に気をつけ、体を温める作用がある食べ物や飲み物を意識的に摂ってみることをオススメします。
私自身も低体温によって体調が悪化しないように、ニンジンやりんご、味噌などの発酵食品を中心に、からだを温める食べ物や飲み物を積極的に摂るようにしています。