当ブログでは人生100年時代の真の健康とセルフケアについて述べていますが、今回は、昨日販売を開始したKindle本第3弾『森林浴×マインドフルネスでこれからの健康管理』についての内容を紹介したいと思います。
ストレスによる慢性炎症・生活習慣病を防ぐために、森林浴×マインドフルネスをライフスタイルにとりいれてみませんか?
森林浴の良いところは、ただその場にいるだけで、気持ちが安らぐということです。
食事であれ運動であれ、何らかの方法によってより健康になるためには、自分の意思や努力、時には金銭が必要になりますが、森林浴においては、ただ自然のなかでたたずむだけで、穏やかな気持ちになり、どういうわけか心身をむしばむストレスが消えていくのです。
世界からも注目されている日本の森林浴(shinrin‐yoku)と、ここ数年の間に話題になっているマインドフルネス瞑想をうまく組み合わせることは、ストレスの軽減に非常に効果的だと思われます。
近年、NHK取材班による番組がきっかけで「キラーストレス」という言葉がよく知られるようになりましたが、日常生活のなかで慢性的なストレスが続くと、からだの慢性炎症や、うつ病、肥満、がん、認知症といった様々な病気や生活習慣病の原因になってしまうことが考えられます。
また、これといった自覚症状はなくても、日ごろから何となくイライラして怒りやすかったり、お金のことで不安になったり、気持ちが落ち着かずザワザワしたりすることが多いというのであれば、そのことにも現代社会特有の何らかのストレスが関係しているかもしれません。
もちろん、「ストレス」といっても、ストレスの要因には、心理的なものだけではなく、化学物質、食べ物に含まれる食品添加物、電磁波、気温など、生活環境における様々な種類のものが考えられるのですが、多くの病気の原因は、広い意味での「ストレス」であるように思います。
そのようなストレスに打ち勝つためには、「今日も頑張るぞ!」といったように、あえて強い意志力を持ち続けることも必要なのかもしれません。
しかし頑張り続けたり、意志力でどうにかしたりすることにはやはり限界があるため、時には「闘争」ではなく「逃走」を選び、ストレスのある空間から離れてみることも必要であるようにも思います。
このように述べる理由としては、人の健康や私たちを構成している細胞は、結局は、自分がいる空間や環境から大きな影響を受けていることが挙げられます。
すなわち、もし何らかの不調を抱えていた場合に、今より少しでも健康になるためには自分がいる環境そのものを変えてみることが必要なのです。
特に大都市での生活は便利で快適であるかもしれませんが、そのことと引き換えに、人のからだの進化という観点からは、気づかないうちに様々なひずみが生じているようにも思えます。
つまり様々なからだやこころの不調の原因は、都市生活では当たり前になっているライフスタイルにあるかもしれず、すなわち、六〇〇万年前の狩猟採集時代には考えられなかった生活環境の変化が、「文明病」とも言うべき事態を引き起こしているとも考えられるのです。
たとえば、通勤のための移動には、必ず自動車や電車を使い、勤務中はほとんどパソコンの前で座って過ごし、家ではテレビやインターネットを利用して、ドラマや映画、動画などを楽しむのが日課である場合は、ほとんど歩く機会がありません。
また、普通に生活していても、加工食品に含まれる食品添加物や洗剤などに含まれる化学物質、重金属など、知らない間に私たちの体内に有害な物質が入り込んでいることは十分考えられます。
さらに、電磁波による健康被害は日本ではほとんど問題にされませんが、特に2020年以降に社会に浸透し始める次世代通信規格「5G」が人体に及ぼす影響も懸念されます。
ほかにも、生活するためだとはいっても、仕事にやりがいを感じられず、速さと効率ばかりが常に求められ、長時間頑張り続けることや我慢し続けることを誰かから強いられてしまえば、よほどタフでメンタルが強い人でない限り、そのことは大きな精神的ストレスになってしまいます。
そして、環境によるものであれ心理的なものであれ、もし自分が毎日生活するなかで、何となくストレスを感じることが多いというのであれば、時々、自然の中に数時間身を置くことで、環境そのものを変えてみるのが有効なのです。
特に欧米では子供を自然の中で遊ばせないことによる「自然欠乏症候群」が問題になっていますが、毎日ほとんど自然に触れる習慣がないという方は、まずは月に5時間程度、森林浴によって自然と接する機会をもってみるのがオススメです。
また自然のなかをぶらぶらと歩く森林浴を実践するだけでも、日ごろのストレスは減っていくのですが、同時に、過去や未来ではなく、「今・ここ」に意識を集中させるマインドフルネス瞑想を実践すると、さらにストレスの解消に効果的です。
本書の第一部では、森林浴とマインドフルネス瞑想を組み合わせることで期待出来る健康効果について述べています。
続く第二部では、主にストレスと慢性炎症と生活習慣病の関係について言及しています。
なお、「健康」とは定義が曖昧であり、何をもって「健康」とするかは人それぞれ違ってくるため、本書の内容に関しては、その通りに実践したからといって「健康」になれることをお約束するものではありません。
また病気を予防するためのセルフケアの一環として書いたため、何らかの病気の治癒を目的としているわけでもありません。
ですが、少しでもすこやかな毎日を過ごすためには、余計にストレスを溜めないようにしつつ、食事の栄養バランスにも気をつけ、寒暖差や気候変動など変化が激しい環境にうまく適応しながら、調和のとれた生き方を目指していくしかないように思います。
このようなことを当たり前のこととして実践するのは、実は意外と難しいのかもしれませんが、私自身、森林浴×マインドフルネスは、これからの体調管理のためにはかなり有効であると実感しています。
というのは、世の中には健康になるための食品やグッズが溢れていますが、何らかの不調や疾患を抱えていた場合、対症療法的にお金を払って高額な商品を購入したとしても、一時的に症状が良くなることはあるにせよ、自分のからだの問題を根本的に解決するのは難しいということを、ここ数年の間に痛感するようになったからです。
しかしながら、それほどお金を使わなくても、森林浴×マインドフルネスをこまめに実践すれば、「健康」になることを目指せるような気がします。
森林浴×マインドフルネスを実践すると、心と身体のバランスが調整され、全体が整う感じがするのです。
都市生活でのストレスを避けるために、いきなり森の中で生活や仕事を始めるのは現実的ではありませんが、情報社会に疲れたら、しばらく「自然」という場に身を置き、気持ちをリフレッシュしてみるのがオススメです。
また、テクノロジーが進歩し、どんなに便利な社会になったとしても、長い人生においてはどうしても、一筋縄ではいかないやっかいごとにつきまとわれたり、解決が難しい困難な事態に直面したりすることがあります。
都会で過ごすことが何となくつらかったり苦しかったりしたら、無理せず、生き直すつもりでしばらく自然の中に身を置き、そして気持ちが整ったら再び自分の生活圏に戻っていけばいいと思います。
森林浴×マインドフルネスは、お金をそれほどかけずにできるセルフケアとしてとってもオススメですので、気になる方はぜひ『森林浴×マインドフルネスでこれからの健康管理』をチェックしてみてください。(^^♪