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当ブログではハチミツとミトコンドリアで真の健康を実現する方法について書いていますが、今回はハチミツに含まれるビタミン類についてです。
天然のハチミツにはビタミンがバランスよく含まれているため、蜂蜜はビタミンの補充に効果的な食材です。
ハチミツに含まれているビタミンは、ビタミンB₁、B₂、B₆、ニコチン酸、葉酸、パントテン酸、ビオチン、コリンなどのビタミンB群やビタミンC、ビタミンKなどです。
特にビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸など)は、ミトコンドリアによるエネルギー代謝に必要なビタミンで、役割はそれぞれに異なりますが、どれが欠けても十分なエネルギー代謝を行うことはできません。
エネルギー代謝がうまく働かなければ疲労感も増してきます。それだけビタミンB群の役割というのは重要です。
ハチミツにはそのビタミンB群がたくさん含まれていますから、疲労回復に最適だと言えます。溜まった疲れはその日のうちに十分な睡眠をとることで無くすのが一番ですが、慢性疲労になるとなかなかそうはいきません。そのため慢性疲労の回復のためにハチミツを摂るようにすることは、賢い選択だといえるのです。
天然ハチミツに含まれるビタミンは活性型。
さらに非加熱の生ハチミツに含まれているビタミンは、非常に質の高いものであることが分かっているそうです。
ビタミンには活性型と不活性型があり、少量でも効く活性型に比べてビタミン剤などの不活性型は大量に用いなければ効かないことが、研究の結果判ってきたと言いますが、驚くことに、ハチミツに含まれるビタミンは92%までが活性型だとされています。
しかしうっかり加熱してしまうとビタミン類が壊れてしまうため、加熱処理されていない生のはちみつを摂取することが重要になってきます。市販に出回っている安価なはちみつの多くは業者の手によって加熱処理がほどこされているものがほとんどのようです。
免疫力を維持するためには、こまめにビタミンを摂取して疲労回復を心がけることが大事だと言えそうですが、そのためにお財布の紐をちょっとゆるめて、少し値段がはる非加熱の純粋ハチミツを、食生活の一部に取り入れてみても良いかもしれません。
ハチミツに含まれるビタミンC
身体の免疫力をサポートする栄養素としてビタミンは欠かせませんが、ハチミツには免疫力効果に期待が出来る主要なビタミンB群以外にも、ビタミンCが含まれています。
ビタミンC(アスコルビン酸)は、ウイルスや細菌などを攻撃して排除する免疫機能を担う、白血球の一種である好中球の活性維持や増強に関与していると言いますし、また体外の病原体から体を守る上皮や粘膜を構成するコラーゲンの働きにも関わっています。
しかしハチミツだけから十分な量のビタミンCを補うのは難しいため、ビタミンCのサプリメントやアスコルビン酸粉末などを利用して蜂蜜と組み合わせると、より免疫力アップに効果的です。
ハチミツに含まれるビオチン
ビオチンは、ブドウ糖のリサイクル、脂肪酸の合成、アミノ酸の代謝に関わる酵素の機能を補助する働きがあり、疲労回復効果もあるそうです。
そのビオチンが不足すると、糖質のリサイクルや脂肪酸の合成、アミノ酸の代謝が滞るため、血液中に有機酸が蓄積されていき、また、免疫機能やコラーゲンの生成が低下して、皮膚炎や結膜炎、脱毛や白髪、筋肉痛、疲労感、うつ病といった症状も出てくるそうです。
さらに、ビオチンには、皮膚の炎症やかゆみの原因となるヒスタミンの産生を抑える働きがあるとされています。この働きによって皮膚のトラブルの改善が期待されるため、アトピー性皮膚炎の治療にも効果的だといいます。
普通の食生活を送っていればビオチンが不足することはないそうですが、アトピー性皮膚炎など皮膚の疾患に悩んでいる方は、ビオチンを多めに摂ってみても良いかもしれません。なお、先程触れたビタミンCは、ビオチンの吸収を助けてくれるそうです。
以上、ここまでハチミツに含まれるビタミン類について述べてきましたが、活性型のビタミンがバランスよく含まれている生はちみつは、ビタミンの補充に効果的な食材なのです。
ハチミツに含まれる主なビタミンの効果
- ビタミンB1ー炭水化物の消化、吸収を助ける。精神の安定。
- ビタミンB2ー発育促進。細胞再生。皮膚、爪、髪の健康保持。
- ビタミンB6ー中枢神経の保護。免疫力を保つ。代謝の補助。
- 葉酸ー造血作用。骨粗しょう症の予防。
- ナイアシンー血液の循環を良くする。
- パテトン酸ー成長促進。傷の治りをよくする。
- ピオチンー髪の健康維持。皮膚炎や脱毛の予防。
- ビタミンCー免疫力のアップ。動脈硬化、血栓症の予防。
- ビタミンKー止血作用。