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今回は、納豆が腸内フローラの改善にオススメな発酵食品である理由についてです。
日本の伝統的な発酵食である納豆は、腸内環境や腸内フローラを改善するのに効果的な食べ物だといえそうです。
その理由としてはまず、納豆には、からだにとって必要な5大栄養素に加えて、食物繊維が豊富に含まれていることが挙げられます。
食事によって腸内フローラを改善するためには、水に溶けやすい水溶性と水に溶けにくい不溶性の食物繊維をバランスよく摂っていく必要があるのですが、納豆には水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよく含まれているのです。
そのため、毎日、納豆を食べるようにすることは腸内細菌のバランスを整えるのに非常に効果的だといえるのです。
さらに、納豆のネバネバに含まれている納豆菌は腸に届くと、腸内で活性化し、自ら善玉菌の働きをするといわれていますし、それと同時にビフィズス菌などの善玉菌まで増やしてくれるという働きもあるといいます。
しかも悪玉菌も減らしてくれるそうなので、納豆を食べると、腸内細菌の集まりである腸内フローラが改善されていくことは十分考えられるのです。
納豆といえばナットウキナーゼ。
さらに、納豆のネバネバ部分に含まれている「ナットウキナーゼ」というタンパク質分解酵素には、血栓を溶かす作用があり、脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化の予防に効果があるとされています。
それに加えて納豆には「畑の肉」と呼ばれる大豆の良質な植物性たんぱく質に加え、免疫機能を保つために欠かせないビタミンB6、「止血のビタミン」と呼ばれるビタミンKなども含まれています。
そのほか、納豆の原材料となる大豆には、一般的に記憶力を高めるとされるリン脂質の一種、「ホスファチジルセリン」が含まれていますし、大豆はカルシウムとマグネシウムの含有量のバランスが良いという特長があります。
このように、食物繊維や納豆菌、ナットウキナーゼなどが含まれている納豆は、数ある発酵食品のなかでも、腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善するのに有効な食材としてイチオシなのです。
以上ここまで、納豆が腸内フローラの改善にオススメな発酵食品である理由について述べてきましたが、納豆は日本が誇るスーパーフードだと言っても過言ではなさそうですし、ほとんど毎日欠かさずに納豆ごはんを食べることは、体と腸の健康維持にも役立ってくれそうです。