contents
今回は、『未来を救う「波動医学」 瞬時に診断・治療し、痛みも副作用もない』(船瀬俊介 著 共栄書房)を取り上げたいと思います。
医療問題や環境問題について多くの本を執筆しているジャーナリスト・評論家である船瀬俊介氏の『未来を救う「波動医学」 瞬時に診断・治療し、痛みも副作用もない』は、波動医学の時代の到来を予感させる一冊だといえます。
しかし、いきなり「波動医学」と言われてもピンとこない方は多いかもしれません。
まず、船瀬俊介氏は本書のプロローグにおいて、以下のように述べています。
「生命」とは何か?
それは「エネルギー」です。
「生命エネルギー」とは何か?
それは「波動エネルギー」です。
「生命体」とは「波動エネルギー体」なのです。
(船瀬俊介『未来を救う「波動医学」』p9)
生体と物体は、どうちがうのでしょう?
生命には、自らを正常に保とうとする力が存在します。それが、ホメオスタシス(生体恒常性維持機能)です。生命体には、常に「恒常性」を「維持」しようとする「機能」が内在するのです。これは、無生物(物体)には存在しない機能です。
このはたらきが、自然治癒力の根源です。
(同)
生体は傷ついたり、病んだりしても、それを自ら修復する作用があるのです。
生命体は、様々な生命活動を営んでいます。
自らと同じものを生み出す機能が備わっています。生殖能力です。
生命体とを特徴づけるものは「修復」「活動」「生殖」といえます。
三大特徴すべてに波動エネルギーが、関わっているのです。
本書は、その驚くべき実態を明らかにしていきます。
(船瀬俊介『未来を救う「波動医学」』p9~10)
生命とはエネルギー?
船瀬俊介氏は「生命」とは「エネルギー」であり、「生命エネルギー」とは「波動エネルギー」だと述べていますが、「波動エネルギー」は、私たちを活かしている力、すなわち「生命力」と深く関係していると私自身は思うのです。
しかし西洋医学においては、「波動」(ヴァイブレーション)と「生命」の関係を簡単には認めようとはしない傾向があるようです。
現代医学の主流は、西洋医学です。東洋医学は、徹底排除されています。
西洋医学は、生命を物体ととらえています。それが「機械論」です。近代医学は、この生命「機械論」から出発しているのです。つまり、生命体も、所詮は物質にすぎず、それは――精巧な機械のようなものだ――という発想です。
(船瀬俊介『未来を救う「波動医学」』p10)
私たちの生命には「波動」が関わっていると考えてみる。
「波動」の世界は「見えない」ために気づくのが難しいですし、「波動」を持ち出すと、すぐに「インチキ」や「オカルト」だと見なしてしまう方がいらっしゃるかもしれません。
実際、占い師や霊能力者を自称し、人の「波動」や「オーラ」を読み取ることで高額な金銭を要求する霊感商法も絶えないわけですが、しかし、そもそも私たちの生命は「波動」や「気の流れ」(すなわちエネルギー)によって支えられていると考えるほうが、近代の合理的世界観から波動を「無いもの」と捉えるよりも自然であるように思います(物理学における量子力学の進展なども含む)。
たとえば日常生活のなかでも、自分がずっといたくなるような場所を見つけたり、何となく嫌な感じがする場所に遭遇したりすることは多々あると思います。
また自然散策をした際に、川のせせらぎの音や、小鳥のさえずり、パワースポットと呼ばれるような場所などに癒されることもあると思いますし、ある種の音楽を聴くことによって、気持ちが切り替わることもあると思います。
もちろん人間関係において、接する人によって元気になったり、気持ちが落ち込んだりするのも、人が放つ<波動>や<気>というものが関係していると考えられます。
そしてこのようなことの多くは波動医学と関係してくるため、「健康」や「生命」についての洞察を深めるならば、「波動」や「気」というものを完全に否定するのではなく肯定的に捉え、自分が気持ちよい、心地よいと感じる場所・環境に身を置くことをあえて選択してみることも必要になってくるように思います。
本書で取り上げられている「波動医学」と関係があるもの
- 生命エネルギー
- 周波数
- 音
- 気
- 自然治癒力
- 東洋医学
- 電磁波
- ソマチッド
- バイオレゾナンス・メソッド
- 音響免疫療法
- AWG
- メタトロン
など。
ところで船瀬俊介氏の著作の多くは、一冊でも船瀬氏の著作に目を通したことがある方はご存知だと思いますが、深刻な医療問題や環境問題の背景にある闇の黒幕・悪の正体として、利益を貪る巨大企業や一部の金融資本家を槍玉に挙げているところが特徴だと思います。
本書も例外ではなく、たとえば「現代医療の利権を支配する悪魔的〝闇の勢力〟」のことが書かれています。
そのため、一種の陰謀論のように読めてしまうという点では、船瀬俊介氏の著作は基本的に読者を選ぶといえるのかもしれませんが、「波動医学」についてとりあえず知るための入門書としては、この船瀬俊介氏による『未来を救う「波動医学」』は、読んでおいて損はない一冊だといえます。
また、本書の続篇として、『世界に広がる「波動医学」 近未来医療の最前線』(共栄書房)もあり、こちらも注目です。
以上ここまで、『未来を救う「波動医学」 瞬時に診断・治療し、痛みも副作用もない』(船瀬俊介 著 共栄書房)について述べてきましたが、物質的な世界観だけではなく、「エネルギー」という観点から「健康」を捉えることが、令和の時代の真の健康を考えるためには必要になってくるように思います。