「今・ここ」は、<ドーパミン的生き方>を変えるために重要。【いつもの脳を変える生き方】

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「今・ここ」は<ドーパミン的生き方>を変えるために重要。【いつもの脳を変える生き方】

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「今・ここ」を意識することで、いつもの「脳」を変える生き方、始めてみませんか?

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先日、

<スマホ脳>の問題はドーパミンの放出。

という記事で、「スマホ脳」や、オンラインゲーム、SNS、ギャンブルといった「分かっちゃいるけどやめられない習慣」には「ドーパミン」が関わっているということについて述べました。

 

そのドーパミンが何よりも好きなのは、ジョージワシントン大学教授のダニエル・リーバーマン氏らの『もっと! 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学』(梅田智世 訳)によれば、予測よりも良いものを見つけた時に生じる「報酬予測誤差」であるといいます。

そして、

「報酬予測誤差が快感を生むのは、自分の人生をより良くしてくれる予想外の新しいものが存在するという事実にドーパミン回路が興奮するからだ」

と述べています。

しかしながら理解しておかなければならないのは、「価値がありそうなものを見つけると、ドーパミンが始動し、「目を覚ませ、注意を払え。これは重要だ」というメッセージを送る」のですが、ドーパミンは、目標を達成するための役割を果たすことはあっても、幸福に生きるための「目的」それ自体ではないということです。

 

つまり、ゲームやギャンブル、お酒やタバコなど、世の中にはドーパミンを活性化させるような刺激的なものがあふれていますが、ドーパミンの放出は「目的」というよりも目的地に到達するための「手段」なのであり、いくらドーパミンを求めたところで、ドーパミンによる快楽が幸福な人生に結びつくとは限らないのです。

 

しかしながら魅力的なご褒美を目の前にした時、「どうしても欲しい」「もっともっと」と衝動的な気持ちにさせるドーパミンの作用は強力です。

このことに関してリーバーマン氏らは「人間とはまさしく理性的な生きものだという考えに固執している」が、人間は理性的ではなく、薬物や賭博など、

「私たちはしばしば好ましく思わないものを欲する」

と述べています。

ところが「注意を集中させ、モチベーションと興奮を与える。途方もなく大きな影響を私たちの選択に及ぼしている」ドーパミン欲求回路は、強力ではあるが全能ではなく、「ドーパミン制御回路」によって対抗できるとしていることは注目に値します。

 

 ドーパミン欲求回路は強力だ。それは注意を集中させ、モチベーションと興奮を与える。途方もなく大きな影響を私たちの選択に及ぼしている。けれども、全能というわけではない。依存症患者は薬物を断てるし、ダイエット中の人は体重を落とせる。私たちはテレビを消してソファから離れ、ランニングへ行くことができる。ドーパミンに対抗できるほど強力な脳内回路とは、いったい何か? ドーパミンだ。ドーパミンに対抗するドーパミン。ドーパミン欲求回路に対抗するその回路に名前をつけるなら、さしずめ「ドーパミン制御回路」といったところだろうか。

(『もっと! 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学』 ダニエル・Z・リーバーマン、マイケル・E・ロング 著 梅田智世 訳 インターシフト  91頁)

 

そして、衝動を生むのが中脳辺縁系を通るドーパミンであるのに対し、この「ドーパミン制御回路」とは「計算と計画」を生み出す中脳皮質系のドーパミン経路のことであり、また「何かをうまくやる行為、未来をより良く、より安全にするための行為」や「創造」にも関わるといいます。

 

 欲求を司るドーパミンは、私たちに何かをほしがらせる。「もっとほしい」という生々しい欲望の源だ。とはいえ、私たちはみずからの欲望のなすがままに翻弄されているわけではない。私たちには、手に入れる価値のあるもっとを計算する相補的なドーパミン回路も備わっている。その回路は私たちに、計画を立てる能力――戦略を練り、周囲の世界を支配し、望むものを手に入れる能力を与えている。

(ダニエル・Z・リーバーマン、マイケル・E・ロング『もっと! 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学』 梅田智世 訳 94頁)

 

新しい何か、それまで思いついたことのなかった何かの創造は、本質的に驚きを伴う。つねに新しいものを生む創造は、もっとも耐久性のあるドーパミン的快楽になりうる。

(同上 311頁)

 

そしてほかにも、ドーパミンとバランスをとるためには「H&N神経伝達物質」の働きが必要であるといいます。

H&N神経伝達物質とはセロトニン、オキシトシン、エンドルフィン、エンドカンナビノイドといった一群の化学物質のことを指します。

また「H&N」とは「ヒア&ナウ いまここ」を意味します。

 

『もっと! 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学』

 ドーパミンとH&N神経伝達物質は、協調してはたらくように進化してきた。両者はしばしば互いに相反する方向に作用するが、それはつねに発火する脳細胞のなかで安定を維持するのに役立っている。だが、ドーパミンとH&Nのバランスが崩れる例はめずらしくない。とりわけ多いのが、ドーパミン側に傾くケースだ。現代の世界は、ドーパミン一辺倒になる方向へ私たちをひっきりなしに駆り立てる。過剰なドーパミンは生産性の高い不幸につながるのに対し、過剰なH&Nは幸福な怠惰につながることがある。その典型が、ワーカホリックの企業経営者とマリファナ好きの地下室の住人だ。どちらも本当の意味で幸せな人生を送っているわけでも、人間として成長しているわけでもない。良い人生を生きるためには、両者のバランスを取り戻す必要がある。

(ダニエル・Z・リーバーマン、マイケル・E・ロング『もっと! 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学』 梅田智世 訳 300頁)

 

ここで重要なのは、

「良い人生を生きるためには、両者のバランスを取り戻す必要がある」

と述べられていることなのですが、さらにリーバーマン氏らは、ドーパミンとH&N神経伝達物質とのバランスをうまくとるために、熟練の技を磨くことや創造することも挙げています。

 

今回の記事のポイントは、「もっと! もっと!」と欲しがるドーパミンに振り回されることを防ぐには、「ドーパミンに対抗するドーパミン」や、「ヒア&ナウ」すなわち「今・ここ」が重要になってくるということであり、大事なのは創造や、もしくは瞑想などによって「今・ここ」を意識するということなのです。

 

 

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪

 

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(なお、健康についてはそれぞれ個人差があり、誰にとっても100%正しい情報というのは考えにくいため、当ブログの記事内容については参考程度に止めておいていただければ幸いです)。

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