当ブログではハチミツの栄養効果とミトコンドリアのエネルギーで真の健康を実現する方法について書いていますが、今回はハチミツに含まれているポリフェノールについてです。
純粋蜂蜜や生はちみつには、糖質、ビタミンやミネラル、アミノ酸など、様々な栄養素がバランスよく含まれていますが、「ポリフェノール」と呼ばれる成分も含まれています。
このポリフェノールは、植物類、野菜や果物に多く含まれていることがよく知られていますが、化学成分であるポリフェノールには、活性酸素による細胞の老化を防ぐ「抗酸化作用」があるとされています。
活性酸素は体内に増えすぎてしまうと、細胞内のミトコンドリアの機能を低下させ、老化も促進してしまいますし、がんや認知症、生活習慣病など、多くの病気の原因だともいわれています。
しかし活性酸素の害を防ぐ「抗酸化作用」がポリフェノールにはあるため、ポリフェノールは老化の予防を目的としたアンチエイジングや生活習慣病の予防のためなどに、こまめな摂取が勧められています。
また、アントシアニン、イソフラボン、ケルセチン、へスぺリジンなどのポリフェノール類には、一部、体内の炎症を抑える「抗炎症作用」をもつものもあります。
さらに、近年は研究によって「脂肪や糖の吸収を抑制する、腸内環境をよくする、殺菌作用、肝機能の向上など、さまざまな力を持っている」ことが、分かってきているそうです。(参考 熊沢義雄『「慢性炎症」を抑えなさい』)
どのような植物から蜜を集めてきたかで、含まれているポリフェノールの種類は違ってきますが、ミツバチが草木や花などの様々な植物から蜜を集めてきたことによって出来上がったハチミツには、このポリフェノールも含まれているのです。