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当ブログではハチミツとミトコンドリアで真の健康を実現する方法について書いていますが、ここではハチミツの栄養効果が私たちを健康にしてくれる理由について述べています。
なぜミツバチが作り出してくれる天然のハチミツに含まれる栄養素や成分は、私たちを健康にしてくれるのでしょうか。
その理由は、非加熱の天然ハチミツは、細胞内のミトコンドリアが必要とする栄養素をバランスよく含んでいるからです。
生のハチミツは糖質だけではなく、ビタミンやミネラル、アミノ酸などを豊富に含んだ栄養価の高い食品なのです。
注目すべきは、ブドウ糖、果糖、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、有機酸、酵素、ポリフェノールなど身体に必要不可欠な栄養素が、ハチミツにはバランスよく含まれていることです。
つまり、たくさんの栄養素をバランス良く摂ることができるのが蜂蜜の特長なのです。
はちみつの栄養が私たちを健康にするわけ。
- 糖質が最初からブドウ糖と果糖に分離しているため、エネルギーになりやすい。糖はミトコンドリアによるエネルギー代謝のための基本の栄養素。
- 活性型のビタミンやミネラル、アミノ酸など栄養バランスが優れている。
- 酵素が含まれている(アミラーゼ、ジアスターゼ、グルコースオキシターゼ、ホスファターゼなど)ため、食べ物の消化を助け、胃腸の調子も整える。
- 腸内環境を良くする。この整腸作用が花粉症などのアレルギーや便秘の改善につながることも考えられる。
- 抗菌・殺菌作用が強いため、摂ったり塗ったりすることで炎症を抑えていく働きがある。
- 脳の疲労回復にも効果的。
- ポリフェノールによる抗酸化作用(老化を防ぐ)。
- 肌への保湿作用(冬の乾燥肌にも)。
- ビタミンCを組み合わせると、より栄養バランスが整い、免疫力アップが期待できる。風邪・インフルエンザの予防にも(ウイルス対策)。
- プロポリス、ビーポーレン、ロイヤルゼリーと組み合わせると、より栄養バランスがパーフェクトに近づく。
- 疲労回復効果
- ダイエット効果
- 腸内環境を改善する効果・整腸作用
- 高血圧予防
- 殺菌効果・喉の炎症を防ぐ
- 花粉症の予防効果
- 美肌効果・肌荒れ予防
- アンチエイジング効果
ハチミツに含まれるビタミンやミネラル、ブドウ糖といった各種の栄養素は、ミトコンドリアによる細胞の代謝のために必要不可欠な栄養素ですし、抗酸化物質であるポリフェノール類は、増えすぎてしまうことで細胞の老化を促す<活性酸素>を除去する働きがあります。
ハチミツがもつ整腸作用と抗菌・殺菌作用とは?
また、昔からはちみつには整腸作用があるといわれていますが、はちみつには腸内細菌のバランスを整え、腸内フローラを元気にするのを助けてくれるオリゴ糖やグルコン酸なども含まれています。
さらにハチミツの特質には、抗菌・殺菌作用が強いことが挙げられます。
そのため、スプーンで蜂蜜をひとさじすくったり、スキンケアとして肌荒れや乾燥が気になる部分にはちみつを塗ったりすることは、からだの内と外の炎症を抑えることにもつながっていくと考えられます。
- こちらは殺菌・抗菌力が強いマヌカハニー。
はちみつ効果はダイエットやアンチエイジング、デトックスにもオススメ。
加えて、仕事や人間関係などのストレスが原因で、スーパーやコンビニエンスストアで販売されているお菓子などをついつい食べ過ぎてしまう代わりに、小スプーンで数さじの非加熱の天然・生はちみつを舐めるようにすることは、
- ダイエット・・・カロリーは白砂糖の約3分の2程度なのに甘さは1.3倍。
- アンチエイジング・・・優れた栄養バランスが細胞を元気にする。
- デトックス・・・プチ断食(ファスティング)、ダイエット中の最低限の食材として。
などにもつながってくると考えられます。
- こちらは代表的なアカシアはちみつ。
もちろん、蜂蜜が万能薬に近い働きをするからといって、ハチミツを必要以上に摂り過ぎてしまえば、ダイエットやアンチエイジング、デトックスに対しても逆効果になることは言うまでもありません。
しかし、大量の砂糖・人工甘味料や食品添加物など、余計なものが含まれていないうえ、栄養バランスが整った生ハチミツを、毎日の食生活に効果的に利用することは、細胞が喜ぶ、代謝がスムーズで健康的な生活につながっていくのではないでしょうか?
「純粋蜂蜜」という名の加工はちみつに要注意。
ちなみにスーパーやコンビニエンスストアで数百円で販売されているハチミツは、「純粋蜂蜜」と表記されていたとしても、ブドウ糖果糖液糖や水アメなどが混ざっている「加工はちみつ」である可能性が高く、<純粋>であるとは限らないそうです。
したがって、はちみつを購入する際は、顔の見える養蜂家さんや信頼出来るメーカーから、非加熱・無添加の純粋ハチミツを買うようにすることが大切になってきます。
また、2015年に出版されて話題になった『ひとさじのはちみつ』のなかで、著者の前田京子さんは、就寝前と起床後にひとさじのはちみつを舐めることの効用について述べています。
普段の体調不良や体力作りに、はちみつが幾通りにも役に立つということを知ると、はちみつを常備しておくということは、大げさではなく、家にちょっとした薬局があることに等しいとわかる。(前田京子『ひとさじのはちみつ』p16)
はちみつは、各種栄養素をからだに吸収されやすい形で含んでいる栄養爆弾だ。クエン酸、グルコン酸、コハク酸などの有機酸やアミラーゼ、グルコースオキシターゼなどの酵素類、ビタミンB₁、B₂、B₆、ニコチン酸、葉酸、パントテン酸、コリンなどのビタミンB群だけでなく、さまざまなビタミンをバランスよく含んでいる。アミノ酸を全20種類、カルシウム、鉄、銅、マンガン、カリウム、マグネシウムなどのミネラルを全27種類、それにポリフェノールなどの各種抗酸化物などなど。(前田京子『ひとさじのはちみつ』p36)
さらに、ルーシー・M・ロング氏は『ハチミツの歴史』(原書房)のなかで以下のように述べていることは印象的です。
ハチミツは薬の苦さをこまかしたりのどの痛みを鎮めたりするだけでなく、それ自体が薬として使われることも多い。健康上のさまざまな理由により、昔から世界中で使われてきた。病気や災難を遠ざけるお守り、薬剤、抗うつ剤、一般的な強壮剤、力の源、さらには肌や髪の美容液として利用されてきたのである。その多くは、代替療法、迷信じみた話、あるいは民間療法として現在に引き継がれた。このように慣習的に利用されているのは、ハチミツとその宗教的な伝説とを関係づけて、ということもあるだろうが、多くは実際の経験や観察がもとになっている。(ルーシー・M・ロング『ハチミツの歴史』 大山 晶 訳 p101~102)
非加熱の天然・生はちみつを毎日の生活に採り入れることは、ミトコンドリアを元気にし、これからの真の健康を実現してエネルギッシュな毎日を過ごすためにオススメなのです。
なお、はちみつの選び方についてはこちらの記事をご参照ください。
- 疲労回復効果
- ダイエット効果
- 腸内環境を改善する効果・整腸作用
- 高血圧予防
- 殺菌効果・喉の炎症を防ぐ
- 花粉症の予防効果
- 美肌効果・肌荒れ予防
- アンチエイジング効果
こちらはニュージーランドのハチミツ「マヌカハニー」。
*はちみつはごくわずかに乳児ボツリヌス中毒の危険性があるために、1歳未満の乳児には与えないよう注意することが必要です。

はちみつの栄養効果は私たちを健康にする。