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当ブログではハチミツの栄養効果とミトコンドリアのエネルギーで、真の健康を実現する方法について書いていますが、今回は生ハチミツ・純粋蜂蜜の腸内環境を改善する効果の実力についてです。
生ハチミツ・純粋蜂蜜は、腸内細菌のバランスを整えたり、腸内環境を改善したりするのに効果的な食材だと思われます。
その理由は、生はちみつ・純粋蜂蜜には、ヒト特有の善玉菌であるビフィズス菌を増やしてくれるオリゴ糖やグルコン酸といった栄養成分が含まれているからです。
しかも、アミラーゼ、ジアスターゼ、グルコースオキシターゼ、ホスファターゼなどの酵素が含まれており、それらの酵素は食べ物の消化を助けてくれます。
そのため、一般的にハチミツには整腸作用があるといわれていおり、実際、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、蜂蜜は軽い便秘薬として使用されてきたといいます。
また、前田京子さんの『ひとさじのはちみつ』のなかにも、
実は、はちみつ自体にすばらしい整腸作用がある理由は、現代的な知見から見てもちゃんとある。はちみつのすごいところは、便秘にも、下痢にも、どちらにも、根本的に効くということなのである。日々の食習慣に継続的に上手に取り入れることで、対症療法ではない、根本的な腸の健康を手に入れることができる。
(前田京子『ひとさじのはちみつ』p173)
とあります。
はちみつのなかでも特に腸内環境の改善が期待出来る「ジャラハニー」
そのほか、特に腸内環境の改善が期待出来るハチミツとして、オーストラリアの蜂蜜である「ジャラハニー」が挙げられます。その理由は、このジャラハニーに含まれている酪酸菌には、腸内環境を整える働きがあるとされているからです。
こちらが腸内環境の改善に特にオススメのジャラハニー。
マヌカハニーの腸内環境を改善する効果
さらに、ニュージーランドのハチミツである「マヌカハニー」にも、腸内細菌のバランスを整えることによる腸内環境の改善が期待できます。
その理由は、マヌカハニーには、殺菌効果が強い特有の成分「メチルグリオキサール」が含まれており、一般的に「悪玉菌」と呼ばれている菌の繁殖を防ぐ抗菌作用があるとされているからです。
しかも、マヌカハニーのメチルグリオキサールは、腸内細菌叢のうちビフィズス菌や乳酸菌など、「善玉菌」と呼ばれる菌に対しては、殺菌するのではなく、むしろ活性化する働きがあるともいわれています。
また、整腸作用や腸内環境を良くする働きがあるとされるアロエベラやヨーグルトなどと組み合わせて食べるようにすることも、より腸内環境の改善を期待することができます。
以上ここまで、生ハチミツ・純粋蜂蜜の腸内環境を改善する効果の実力について述べてみました。
健康なエネルギーの源はどこかと考えてみれば、それは、取り入れた食べ物を耕し、発酵させ、微生物と共生し、栄養を循環させる、腸内フローラが育つお腹の腹の中だ。お腹の中にきれいな花を満開に咲かせることができたとき、からだに元気がみなぎる。
(前田京子『ひとさじのはちみつ』p180)