『脳を鍛えてブッダになる52の方法』は第2の矢を受けないための実用的な1冊。

ブッダ/仏教

『脳を鍛えてブッダになる52の方法』は第2の矢を受けないための実用的な1冊。

『脳を鍛えてブッダになる52の方法』は第2の矢を受けないための実用的な1冊。

ブッダの教えの実践で、苦しみの矢を抜くための生き方、始めてみませんか?

脳を鍛えてブッダになる52の方法』(リック・ハンソン著 サンガ文庫)は、以前にご紹介いたしました『ブッダの脳』よりも実用的な一冊です。

 

ブッダの大切な教えには、第一の矢を受けたとしても、第二の矢は受けないというものがあります。

このたとえを現代風に分かりやすく解説するならば、ストレスに対して心が反応してしまうのは仕方がないが、そのことを引きずらず受け流すようにして、深刻に悩まないことが大切であるということになります。

 

このような「矢のたとえ」に関して、『脳を鍛えてブッダになる52の方法』のなかで神経心理学者のリック・ハンソン氏は、以下のように述べています。

 

ブッダ(お釈迦様)の比喩を用いれば、避けがたい人生の苦しみが「第1の矢」です。私たちは、ただ怪我をするだけでなくその第1の矢に反応して侮辱されたとし考えます。例えば、ただの頭痛なのに、脳腫瘍のせいではないかと心配したりします。あるいは、恋愛で拒絶され、ひどい自己批判に陥ったりします。

さらに、実際には困ったことは何も起こっていないのに不安になって過剰反応してしまうこともよくあります。

(中略)

こうした反応は全て「第2の矢」、自分自身に向かって放つ矢です。つまらないことに大げさに反応すること。いつまでも根に持つこと、自分を正当化すること、痛い目にあった後罪悪感で頭がいっぱいになること、遠い過去の事にいつまでもこだわること、見通しが立たなくなること、どうにもならないことをくよくよ悩むこと、頭の中で口論を蒸し返すことなどです。

(リック・ハンソン『脳を鍛えてブッダになる52の方法』 影山幸雄 訳 サンガ文庫 294‐295頁)

 

また広い意味でブッダの脳を育むための方法として、

  • 「自分の味方になる」
  • 「良いものを取り込む」
  • 「自分を許す」
  • 「できることをする」
  • 「自分の気質を誇りに思う」
  • 「自ら矢を放たない」
  • 「反応しても反抗はしない」
  • 「もっと安心する」

などが紹介されています。

 

さらに心と脳の関係を変えていくためには、「実践すること」が大切になってきますが、「実践」については、本書で以下のように述べられていることが参考になります。

 

 ここに書かれているのは、日常的に行うことができる簡単な実践法です。それは主に心の中で行います。安心感、自尊心、回復力、実効性、幸福、洞察、心の安らぎといったものを支え、それを高めます。内容の例をあげると、「良いものを取り込む」「脳を守る」「もっと安心する」「完璧でないことに対する不安を和らげる」「知らないままにする」「自分の手を楽しむ」「非難する」「心の穴を埋める」といった具合です。

どの実践法、一見簡単そうに見えるため、あまり効果がないのではないかと思われるかもしれません。しかし、神経は経験によって変わっていくという性質を持っています。実践を続けることであなたの脳は徐々に変わっていきます。

(『脳を鍛えてブッダになる52の方法 Just One Thing :神経心理学によるブッダの智恵をもたらす脳トレーニング』 リック・ハンソン著 影山幸雄 訳 サンガ文庫 13‐14頁)

 

 実践は、基本的に心という庭の雑草を引き抜き、そこに花を植える作業です。脳でも同じことが起こります。庭がきれいになるだけでなく、あなたの庭師としての力量もあがります。上手に注意を向け、明晰に考え、感情を抑え、モチベーションを高め、回復力をつけ、人生というローラーコースターを巧みに乗りこなせるようになります。

(同 18頁)

 

『脳を鍛えてブッダになる52の方法』は、心の苦しみを減らしていくためにオススメの一冊。

『脳を鍛えてブッダになる52の方法』は、心の苦しみを減らしていくためにオススメの一冊。

ちなみに副題は「Just One Thing :神経心理学によるブッダの智恵をもたらす脳トレーニング」となっておりますが、心の安らぎを得るために大事なのは、同時に、もしくは一度にあれもこれもやろうとせず、「たったひとつのこと」や「一度にひとつ」を心がけることだと思われます。特に近年は注意が散漫になり、集中力が続かない「スマホ脳」が問題になってきています。

 

 大事なのは粘り強く実践を続けることです。ですから、大事な実践法を1度にひとつだけ選び、それに集中して取り組むのが賢明です。忙しくて煩雑な現代生活においては1度に「たったひとつのこと」に心を向けるのが最善の策と思われます。

(『脳を鍛えてブッダになる52の方法』 21頁)

 

なお、この『脳を鍛えてブッダになる52の方法』は、お釈迦さまの教えについて学ぶための仏教入門としては適していませんが、脳と心にアプローチすることに主眼が置かれていますので、脳と心の関係に興味があり、難しい理論や議論よりも先に心の苦しみを減らしていくことに関心がある方にはオススメの一冊です。

しかし現在、株式会社サンガの本は事情により新刊で手に取ることが難しくなっていますので、書店に在庫がない場合、気になる方は、図書館で探してみてください。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございます(^^♪

 

 

当ブログ管理人が書いたブッダの智恵で、脳ストレスを減らす生き方 最初に苦しみの矢を抜くための仏教入門

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(なお、健康についてはそれぞれ個人差があり、誰にとっても100%正しい情報というのは考えにくいため、当ブログの記事内容については参考程度に止めておいていただければ幸いです)。

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