マヌカハニー

ハチミツ

知っておくべきマヌカハニーの殺菌効果・抗菌作用とは?

マヌカハニー

当ブログではハチミツとミトコンドリアで真の健康を実現する方法について書いていますが、今回はマヌカハニーの殺菌・抗菌効果について述べていきたいと思います。

ニュージーランドのハチミツとして有名な「マヌカハニー」は、ビタミンやミネラルなど多くの栄養素を含んでいるため、日本では健康食品として定評があります。

そして、この日本でも人気の高いマヌカハニーには、健康に対して期待できる様々な効果・効能がありますが、特に注目に値するのは、マヌカハニーの強い殺菌効果や抗菌・整菌作用です。

 

マヌカハニーに期待出来る殺菌効果・抗菌作用

  • 傷や火傷の治りを早くする
  • ピロリ菌や腸球菌、黄色ブドウ球菌などの繁殖を防ぐ
  • 喉のイガイガをやわらげる
  • 皮膚の健康を保つ

 

マヌカハニーは「メチルグリオキサール(MGO)」という殺菌成分が豊富。

マヌカハニー

マヌカハニーは様々な疾患の治療目的や医療目的として使われるほど殺菌力と抗菌力が強く、特にピロリ菌の繁殖を抑制することで有名になりました。

実際、イギリスの医療雑誌で、マヌカハニーは、ピロリ菌に対する繁殖の抑止や殺菌に効果的だという研究結果が掲載されています。

 

そもそも純粋はちみつには過酸化水素という殺菌成分が含まれており、体内の悪玉菌や外傷、喉の殺菌などに有効と考えられていますが、マヌカハニーにはもう一つの「メチルグリオキサール(MGO)」という殺菌成分が多く含まれているのです。

このマヌカハニー特有の殺菌成分「メチルグリオキサール(MGO)」の効果効能を明らかにしたのは、ニュージーランド国立ワイカト大学のピーター・モラン教授やドイツのドレスデン大学のトーマス・ヘレン教授らです。

そして、メチルグリオキサールは、ハチミツの過酸化水素と比べ、希釈されていない状況でも殺菌力を発揮し、熱や光にも強いなど、アクティブな殺菌作用を持つとされており、「メチルグリオキサール(MGO)」の量が増えれば増える程、マヌカハニーの殺菌力は高まっていきます。

 

マヌカハニーはピロリ菌の抑制に効果的。

このマヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールは、先程も触れましたが、特にピロリ菌に対して、効果を発揮するとされています。

ピロリ菌は日本人の半数が感染し、50代以上の感染率は80%に達すると言われている胃の中の細菌です。感染初期では胃炎や下痢を引き起こすことがあり、ピロリ菌の治療は胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎など胃のトラブルや胃がんの発生にもつながるそうです。

 

しかし5%の濃度のマヌカハニーはピロリ菌を殺菌し、2.5%の濃度でも局部的な殺菌を行ったという研究結果が、イギリスの医療雑誌で報告されています。

また、マヌカハニーの殺菌作用はピロリ菌だけではなく、大腸菌、腸球菌、黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌などの殺菌にも効果的だとされています。

 

マヌカハニーの殺菌効果が優れているワケ。

マヌカハニー

ところが、マヌカハニーには強い殺菌力や抗菌作用があるからといって、体内に生息する細菌のうち、善玉菌と呼ばれる菌までも一緒に殺菌してしまうわけではないというのです。

ヒトのからだに生息する細菌は、一般的に「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」といったように分類されますが、それぞれが何らかの役割をもっており、やみくもに殺菌すれば良いというわけではありません。

 

そして近年、抗生物質の乱用が、殺菌する必要のない菌までも退治してしまうことが、腸内細菌などのバランスを崩してしまう原因になるとしても、問題になってきています。

しかし、ニュージーランドのマヌカハニーには、増えすぎてしまうとヒトの健康に何らかの悪影響を与える菌の増殖を防ぐという優れた殺菌・抗菌効果があるとされています。

そのため、ニュージーランドでは民間療法として、マヌカハニーが長い間、利用され続けている理由のひとつだと考えられます。

 

 

マヌカハニーには抗炎症作用もある。

マヌカハニーには抗炎症作用もある。

さらに、強い殺菌効果に加えて、マヌカハニーには抗炎症作用もあるとされています。

たとえば、風邪を引いて喉が痛いと感じた時に、ティースプーンでマヌカハニーをすくって何回か食べると、高い殺菌効果によって喉の炎症をやわらげてくれます。そのためマヌカハニーのキャンディー・のど飴なども販売されているほどです。

 

それに加えて、切り傷などが出来たり、火傷を負ったりした際、患部にマヌカハニーを塗り、ガーゼなど清潔な布で覆っておくと、治りが早いとも言われています。

 

マヌカハニーの殺菌・抗菌力は美肌の実現や肌荒れ予防にも効果的。

「メチルグリオキサール(MGO)」が、皮膚の状態を健康に保ってくれる

もともとハチミツには過酸化水素による殺菌効果だけではなく、皮膚をしっとりとさせる高い保湿作用がありますが、特有の殺菌成分である「メチルグリオキサール(MGO)」が含まれるマヌカハニーには、より皮膚の状態を健康に保ってくれることが期待できます。

特にメチルグリオキサールは、ニキビの原因にもなるアクネ菌や、アトピーと関係している黄色ブドウ球菌などに対しても有効だとされていますので、何らかの肌トラブルを抱えている方は、試しにマヌカハニーを適度に皮膚に塗ってみても良いかもしれません。

 

しかし、皮膚はデリケートであるため、どの程度の量のメチルグリオキサールが含まれたマヌカハニーが、自分のお肌と合うのか、注意しながら試してみる必要があります。

最初は試しに、お風呂上がりなどに、清潔な水や手持ちの化粧水とマヌカハニーを混ぜたものを塗ってみると、予想以上に美肌の実現や乾燥肌対策、肌荒れ予防に役立ってくれるかもしれません。

ただし、お肌の健康のためには菌のバランスが大切で、ただやみくもに殺菌すれば良いというわけではないので、特に殺菌効果が強いマヌカハニーに関しては、皮膚の状態を見ながら適度に一定期間だけ塗ることも必要になってきます。

 

「MGO」と「UMF」の違い

マヌカハニー

ちなみに、マヌカハニーの中でも、特に殺菌効果の強いものはアクティブマヌカハニーと呼ばれています。

そして、マヌカハニーの抗菌活性力を示すための指標として代表的なのは、「MGO」と「UMF」です。

「MGO」とは、文字通り、1kgのマヌカハニーに何mgのメチルグリオキサール(MGO)が含まれるか、という含有量を基準にしています。

 

また、「MGO」の他に、マヌカハニーの殺菌効果を示す数値として「UMF」が用いられているマヌカハニーも多くあります。

この「UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)」とは、簡単に言えば、マヌカハニーの抗菌効果や抗菌成分濃度を代表的な殺菌溶液である「フェノール溶液」の濃度と比較して数値化したものです。

 

殺菌効果が期待できるマヌカハニーの選び方とは?

「MGO100+」、UMFが「10+」以上のマヌカハニーを選んでみる

日頃の健康増進が目的であれば、MGOが50~100程度、UMFが「5+」や「8+」のものでも構いませんが、胃の不調や喉の炎症、皮膚炎など、何らかの疾患を抱えている方が、マヌカハニーの殺菌効果や抗菌作用を試してみたいという方は、最低でもMGOが200~300、UMFが「10+」以上のマヌカハニーを選んだ方が良いと思われます。

その理由は、マヌカハニーのグレードが、「MGO300~」や「UMF10+」以上になってくると、より免疫力アップや、感染症の治癒、ピロリ菌などの細菌の繁殖の抑制が期待出来るとされているからです。

 

ところで、医療用として推奨されるのは、MGOが550~829、「UMF 15+」や「UMF 18+」、「UMF 20+」などのグレードのものです。

しかし、より多くのメチルグリオキサールが含まれているマヌカハニーは、その分、お値段も高額になっていきますので、マヌカハニーの殺菌効果を始めて試す場合は、3000~4000円程度で買える、MGOが200~500、UMFが「10+」「15+」のマヌカハニーがオススメです。

より詳しくはこちらのページをご参照ください

マヌカハニーの殺菌効果・抗菌作用で整菌生活
マヌカハニーの殺菌効果・抗菌作用で整菌生活。

 

以上、ここまでマヌカハニーの殺菌効果・抗菌作用について述べてきました。ぜひ、メチルグリオキサールが含まれているマヌカハニーを日々の生活にうまく採り入れて、ご自身の整菌生活に役立ててみてください。

 

 

当ブログ「ハチミツとミトコンドリア」ではハチミツの栄養効果とミトコンドリアのエネルギーで、令和の時代の真の健康と幸福の実現、現代病の問題の多くを解決する方法について考えています。ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございます。


(なお、健康についてはそれぞれ個人差があり、誰にとっても100%正しい情報というのは考えにくいため、当ブログの記事内容については参考程度に止めておいていただければ幸いです)。

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