森林浴×マインドフルネスは肥満・コロナ太りの解消にもオススメ。

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森林浴×マインドフルネスは肥満・コロナ太りの解消にもオススメ。

森林浴×マインドフルネスは肥満・コロナ太りの解消にもオススメ。

当ブログではこれからの時代のヘルスケア&セルフケアについて考えていますが、今回は、森林浴×マインドフルネスは肥満やコロナ太りの解消にもオススメであるということについてです。

 

ここ数カ月の間の、長引く不安やストレスによって、いつもよりも甘いものを食べ過ぎてしまったせいか、最近、だんだんお腹周りの脂肪が気になってきました。

もちろん、私だけではなく、自粛の要請によるおうち時間が増えると共に、運動不足も重なって、コロナ太りが気になるという方は多くいらっしゃるのかもしれませんが、実は、そのような肥満やコロナ太りの解消にも、森林浴×マインドフルネスはオススメなのです。

 

というのは、肥満やメタボリック症候群などは、ストレスや慢性炎症が関わっていると思われるからです。

なぜ慢性炎症が生活習慣病の原因になるのかということについては以前の記事で述べたことがありましたが、どうしてストレスや慢性炎症が肥満を引き起こすのでしょうか?

 

慢性炎症と肥満症の関係とは?

慢性炎症と肥満症の関係とは?

まず、消費するカロリーよりも摂取するカロリーの方が多ければ、余ったカロリー分はグリコーゲンとして体内に貯蔵されます。

しかし、グリコーゲンとして貯蔵するには限界があるため、多くが脂肪酸に変換されて中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。

余った中性脂肪は次々と脂肪細胞のなかに取り込まれていき、小型だった脂肪細胞は大型脂肪細胞になっていきます。

 

もし脂肪細胞が肥大化してしまうと、満腹中枢に働きかけて食欲を抑制するレプチンや、インスリン感受性を高めて動脈硬化にならないようにするアディポネクチンが減り、代わりにインスリン抵抗性(インスリンの働きが悪くなる)を誘導する「TNF‐α」が絶えず出続けるようになると言われています(注1)。

 

たとえば、正常な人の脂肪組織には、抗炎症性サイトカインを作るM2型マクロファージが多いとされていますが、過食・肥満によってM2型マクロファージが減り、M1型マクロファージが増えるといいます(注2)。

「マクロファージ」とは生体内のいわば「お掃除役」のことで。不要なものを除去したり、炎症性サイトカインを含む様々なタンパク質を放出して周りの細胞を刺激したりします。

M2型マクロファージから分泌される抗炎症性サイトカインは、不要な炎症を抑制しますが、M1型マクロファージは、炎症性サイトカインである「TNF‐α」を分泌し、脂肪組織の炎症を持続させてしまいます(注3)。

 

またインスリン抵抗性も誘導されていきます。

 

太ってしまう原因は「ストレス」?

太ってしまう原因は「ストレス」?

こういったことが、肥満と慢性炎症の関わりなのですが、では、なぜ消費カロリーよりも摂取カロリーの方が多くなってしまうのでしょうか?

その理由にはやはり「ストレス」があるように思います。

というのは、体が空腹や飢餓状態(もしくは危機)であることを察知すると、体に必要なエネルギーを蓄えようとするからです。

 

「闘争か逃走か」という脅威にさらされると、体内ではストレスの原因になっている体外の脅威や危険から逃れようとして、体中のエネルギーを、闘争もしくは逃走の方に集中させるのです。

すなわち、ストレスにさらされると、その分、エネルギーを補給しなければならなくなるのです。

そしてこのような仕組みは今でも残っているため、街中で猛獣に遭遇することはないとしても、ハードな仕事による肉体的ストレスや、人間関係から生じる精神的ストレスが増大しすぎると、どうしてもエネルギーを作り出すための糖(甘いもの)を欲してしまうのです。

 

近年は、肥満になる要因として「運動不足」だけではなく、腸内フローラのバランスも注目されていますが、肥満の原因が毎日の食習慣にある場合、もし少量の食べ物をマインドフルに味わうだけで満足することができれば、食べすぎを抑えられ、肥満になることを防ぐことができるかもしれません。

 

太りやすくなる現代社会のライフスタイルとは?

太りやすくなる現代社会のライフスタイルとは?

反対に自分自身の生活環境において慢性的なストレスにさらされ続けている場合は、そのストレスに対して何らかの対策を講じない限り、ストレスを感じるたびに必要以上に食べ続けてしまうという悪循環に陥ってしまいます。

このことに加え、甘味料や脂肪がたっぷりのチョコレートやスナック菓子などの加工食品には、一度食べるとやめられなくなるような味付けがメーカー側によって意図的になされていますし、代謝のために必要なビタミンやミネラルといった栄養素も不足しています。

 

そのような消費を目的にした現代食のあり方も、食べることに満足感を得られず、必要以上に食べてしまう要因だと考えられます。

 

もし一日のうちでイスに座ってデスクワークをしている時間がほとんどで、運動する機会はなく、さらに仕事でやりがいよりもストレスを感じることが多く、休日は部屋でドラマや映画を見ながらポテトチップスを頬張る、というのが習慣なのであれば、そのようなライフスタイルによって結果的に太りやすい体になってしまうことは確かです。

 

ダイエットの成功のカギは、ストレスを減らすための生活習慣。

ダイエットの成功のカギは、ストレスを減らすための生活習慣。

また、「コロナ太り」については、ストレスによってつい食べ過ぎてしまう自分自身だけが悪いというわけではないように思います。

というのは、(現代社会においてはストレスや不安というものはつきものですが)、ここ数カ月の間、日常生活に対する不安によって安心できない状況が続き、ストレスが増大することでいつもより食べ過ぎてしまうのは、カラダの反応からしてみれば当然のことであるように感じるからです。

 

したがって、健康的に痩せるためのダイエットに関しては、ただ食べるだけで痩せられることを謳っている食品を探すのではなく、まずは肥満やコロナ太りの要因であるストレスを減らすような生活習慣を心がけるのが大切になってくるのです。

 

森林浴×マインドフルネスならば、ストレスの低減と運動不足の解消を同時に行える

そして、森林浴×マインドフルネスならば、ストレスの低減と運動不足の解消を同時に行えるため(瞑想とウォーキング)、こまめな実践が肥満やメタボ、コロナ太りの改善につながることは十分考えられるのです。

 

ちなみになかなか遠くに行けない場合でも、森林浴×マインドフルネスの楽しみ方は人それぞれですので、神社やお寺など、それぞれのライフスタイルに応じて、散歩の延長として始めてみてもOKなのです。

 

注1 『ガン、動脈硬化、糖尿病、老化の根本原因 「慢性炎症」を抑えなさい』 熊沢義雄 著 青春出版社

注2 『免疫と「病」の科学 万病のもと「慢性炎症」とは何か』 宮坂昌之 定岡恵 著 講談社ブルーバックス

注3 同上

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

 

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当ブログ「ハチミツとミトコンドリア」ではハチミツの栄養効果とミトコンドリアのエネルギーで、令和の時代の真の健康と幸福の実現、現代病の問題の多くを解決する方法について考えています。ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございます。


(なお、健康についてはそれぞれ個人差があり、誰にとっても100%正しい情報というのは考えにくいため、当ブログの記事内容については参考程度に止めておいていただければ幸いです)。

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