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毎日からだに母音を響かせることで、リラックスして気持ちよくなったり、生命力を高めてみたりしてみませんか?
今回は『心身を浄化する瞑想「倍音声明」CDブック 〜声を出すと深い瞑想が簡単にできる〜』(成瀬雅春 著 マキノ出版)という本をご紹介していきたいと思います。
ヨーガの達人であり、「ヨーガ行者の王」とも呼ばれ、『意識ヨーガ』や『クンダリニー覚醒』といった著作もある成瀬雅春氏の、『心身を浄化する瞑想「倍音声明」CDブック』(マキノ出版)のストレス解消効果は本当にスゴイです。
「倍音声明」は、「ム~」のあと、「ウー」「オー」「アー」「エー」「イー」と母音を発生し、最後は「ン~」で終わるのですが、そのように声を出しているだけで、心身の状態を整えてくれるのです。
また、瞑想法として倍音声明を日頃から行うようにすることは、日常生活で溜まったストレスやイライラを解消したり、自律神経のバランスを整えたり、呼吸を深めたりするのにも効果的です。
ちなみに「倍音」とは、「基本となる音の整数倍の振動数を持つ音」のことで、「声明」とは「儀式の際に用いる古典的な歌唱のこと」で、成瀬雅春氏は、
「倍音声明はほかの瞑想と違い、簡単にできるうえ、だれもが確実になんらかの効果が得られます」
としています。
さらに、
「単に坐って瞑想をすることを初心者に強いても、雑念だらけだったり、足のしびれなどを我慢し続けるだけだったりします。しかし、この瞑想法の場合には、声を出し続けるので、雑念の入る余地はありません。音の渦に身をゆだねるので、我慢し続けることもないのです」
と述べています。
倍音声明の効果とやり方は?
倍音声明のやり方は簡単で、マインドフルネス瞑想をする時のような、背筋を伸ばした姿勢で坐り、「ム~」のあと、「ウー」「オー」「アー」「エー」「イー」と母音を順番に発声し、身体に響かせるようにするだけです。最後は「ン~」で終わります。
本には付録としてCDが付いており、そのCDに収録されている、「倍音声明の会」に参加した人たちが響かせている声と一緒に、自分の声を気持ちよく響かせながら心身をリラックスさせることが可能です。
もし声を出しているのを聞かれるのが恥ずかしいという方は、耳を覆うヘッドホンを使い、なるべく小さな声でハミングしたり、声を出さずに心の中で行ったりしても、心身を落ち着かせることが出来ます。
ちなみに、倍音声明の日常生活に即した効果については、以下のようなものが挙げられています。
- 「悩みがなくなり、ストレスに強くなる」
- 「毎日が楽しくなり、優しい性格になる」
- 「理解力や集中力が向上し、仕事や勉強がうまくいく」
- 「心身の健康が保たれ、熟睡できるようになる」
倍音を身体に響かせることは、非常に高いリラックス効果をもたらす。
本書『心身を浄化する瞑想「倍音声明」CDブック』に、本当にそのような効果があるのかどうか疑問に思われる方もいるかもしれませんが、毎日倍音声明を実践し続けることが精神的な落ち着きをもたらしてくれることは確かです。
なぜなら自分で声を出し、倍音を身体に響かせることは、非常に高いリラックス効果をもたらしてくれるからです。
さらに、ただ声を出しているだけでもリラックスしてストレスも解消されていきますが、自分の声のヴァイブレーションとCDに収録されている倍音声明の音を観察しながら行ってみると、以前よりも物事に対する洞察力が深まるように思います。
実は私自身、10年以上もこの倍音声明を習慣として続けていますが、疲れている時やイヤなことがあって心が乱れていると感じた時、人生の危機に直面した時など、10分でも気持ちよく倍音声明を行うことで、日々の生活を健やかに過ごせています。
また、母音は各チャクラに対応しており、チャクラに響かせるように発声する方法についても、成瀬雅春氏は解説してくれています。
- 「ム」・・・ムーラダーラ・チャクラ
- 「ウ」・・・スヴァディシュターナ・チャクラ
- 「オ」・・・マニプーラ・チャクラ
- 「ア」・・・アナーハタ・チャクラ
- 「エ」・・・ヴィシュッダ・チャクラ
- 「イ」・・・アージュニャー・チャクラ
- 「ン」・・・サハスラーラ・チャクラ
以上ここまで、『心身を浄化する瞑想「倍音声明」CDブック』のストレス解消効果がスゴイわけについて述べてきましたが、慢性的なストレスに悩まされている方で、声や音によるヒーリング効果やストレスをやわらげる効果に関心がある方は、ぜひこの『心身を浄化する瞑想「倍音声明」CDブック』を試してみてください。マインドフルネス瞑想と組み合わせて自分の声の響きを観察するのも良いですよ~🎵
(なお、もし古本で購入する場合は、付属のCDが欠品していないか、よく確認してから購入するようお願い致します。)