contents
今回は、人参(にんじん)の栄養効果についてです。
にんじんに豊富に含まれている栄養素。
- βーカロテン(ビタミンA)
- カリウム
- 食物繊維
ニンジンには腸内の善玉菌のエサになる食物繊維やビタミンB群、歯や骨を強くするカルシウムや高血圧を防ぐカリウムといったミネラルも含まれていますが、何といってもにんじんにはβカロテンが圧倒的に多く含まれています。
βカロテンは必要な分だけ体内でビタミンAに変わると言われていますが、そのビタミンAには上皮細胞の形成や増殖に関わっています。そのため、粘膜や皮膚の健康を維持し、細菌やウイルスの侵入を防ぐ働きがあり、免疫力の維持には必要不可欠な栄養成分です。
ちなみに変換されたビタミンAの中で健康的にはたらくものは、プロビタミンA(ビタミンA前駆物質)と呼ばれていますが、βクリプトキサンチンやαカロテンと比べて、βカロテンはプロビタミンAとして作用する割合が高い栄養素だと言われています。
さらにビタミンAへと変化したβ-カロテンは体内でビタミンB群、ビタミンD、ビタミンEといった他の栄養素の働きを促進するということが知られています。そのためもしビタミンAが不足してしまうと、他の栄養素の免疫力効果が発揮されなくなる可能性があります。
またβカロテンにはビタミンAにはない抗酸化作用(細胞をサビつかせる活性酸素の攻撃を防ぐ)があるため、ニンジンを積極的に食事に入れることは細胞の老化や万病を予防するのに役立ちます。
ニンジンをりんごなどと一緒にミキサーですりおろすのもオススメ。
なお、ニンジンをりんごなどと一緒にミキサーやスロージューサーなどを使って皮ごとすりおろし、ハチミツをかけて作るニンジンリンゴジュースなども、にんじんの手軽な摂取にオススメです。
ちなみにニンジンはセリ科ニンジン属の野菜であり、旬の季節は産地によって異なりますが、春と秋冬です。
以上が、知らなきゃ損する<にんじん>の栄養効果についてです。