contents
今回はギー(ghee)をアトピーの改善にうまく役立てるための方法についてです。
栄養の消化・吸収を助けるとされているギー(GHEE)は、健康維持だけではなく、
- 免疫力アップ
- ダイエット
- アンチエイジング
などにも効果を発揮するヘルシーなオイルであると以前の記事でご紹介しました。
このギー(ghee)は使い方次第では、アトピー性皮膚炎の改善にも役立ってくれると思われます。
では、どのように利用すれば良いのかと言えば、以前に書いたココナッツオイルと同様、
- 炒め物をする際、サラダ油・植物油の代わりに使う。
- 入浴中のスキンケア・マッサージのオイルとして使う。
などの方法が挙げられます。
ギー(ghee)をサラダ油・植物油の代わりに使う。
以前の記事で、アトピーの改善に関して、植物油や脂質の摂り方について述べたことがありましたが、深刻なアトピー性皮膚炎の症状には、植物油・サラダ油の摂り過ぎが関係していると思われます。
このあたりのアトピーと植物油の関係については、医学博士の永田良隆氏の『油を断てばアトピーはここまで治る』のなかで詳しく書かれていますので、関心がある方は読んでみていただきたいと思いますが、植物油・サラダ油に含まれているリノール酸は、とにかくかゆみの原因になりやすいのです。
そのため、フライや天ぷらなどの揚げ物も、アトピー性皮膚炎の症状がひどいうちは、出来るだけ控えたほうが良いのです。
したがって、炒めるなどの調理をする際は、不飽和脂肪酸が主成分のサラダ油・植物油ではなく、飽和脂肪酸が主成分のギー(ghee)やココナッツオイルを利用してみることがオススメなのです。
こちらはスリランカ産 100% グラスフェッドギー 200g。大自然の残るスリランカで、放牧・牧草のみで飼育された乳牛から採取した牛乳のみを使用。多少固まりが混ざっているので、皮膚に塗るよりも食べるのにオススメです。
また、ギーは食べても体に良い働きをしてくれる油なのです。
ちなみにギーやココナッツオイルの風味が苦手だという方は、炒めるなどの調理をする際、同じ飽和脂肪酸のバターを使ってみると良いかもしれません。
個人的な経験も含みますが、植物油・サラダ油の摂取量をなるべく減らすことは、アトピー改善の近道なのです。
ギー(ghee)を入浴中のスキンケア・保湿のために使う。
ギー(ghee)は入浴中のスキンケア・乾燥肌対策にもオススメです。
アトピー性皮膚炎にかかっていると、皮膚が敏感になり、下手に市販の保湿クリームなどを塗るとかゆみが増してしまうため、どのような保湿剤・オイルを使うかは慎重にならざるを得ません。
私自身は亜麻仁油やオリーブオイルなどをスキンケアのために試してみましたが、どちらも不飽和脂肪酸であるためか、塗ると患部のかゆみが増してしまいます。
こちらはGHEE EASYのココナッツ・ギー。食べるだけではなく、スキンケアにもオススメです。
しかし、飽和脂肪酸のギーやココナッツオイルであれば、どういうわけかかゆくならないのです。そのため、湯船に浸かっている間に、ギーやココナッツオイル、もしくはこの二つをブレンドしたものを使って患部を軽くマッサージしています。
お肌のケアに関しては相性や個人差があるため、ギー(ghee)をイチオシするつもりはありませんが、ギーには炎症を抑える働きやデトックス効果もあるとされており、アーユルヴェーダではマッサージに利用されています。
もしオリーブオイルなど、スキンケアに有効だとされているオイルに皮膚が反応して炎症が増してしまうという方は、ギー(ghee)を一度試してみてはいかがでしょうか?
ただし、ギーには少し匂いがあるため、スキンケアに利用するのであれば、就寝前の入浴中がオススメです。
以上ここまで、ギー(ghee)をアトピーの改善に役立てるための方法について述べてきました。
ギー(ghee)を塗ったり食べたりすればアトピー性皮膚炎が改善されるわけではありませんが、うまく利用すれば、アトピーを治していくのに役立ってくれるかもしれませんので、気になる方はぜひ試してみてください。
ちなみに、お店でギーを購入する際は「グラスフェッドバター」から作られたギーが良質でイチオシです。
なお、アトピー性皮膚炎の症状に関しては、原因や症状についても個人差があるため、この記事の内容が、どなたにとっても100パーセント正しいわけではありません。そのため、この記事の内容は、アトピーを少しでも良くしていくための参考程度に止めておいていただければ幸いです。
また、この記事内容が少しでも、アトピー性皮膚炎に悩んでいる方の症状の改善のお役に立てれば、大変嬉しく思います。
- 腸内環境を改善する
- 血液をきれいにする
- 新陳代謝を良くする