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したくもないのに無理にダイエットをすると、リバウンドで以前よりも体重が増えてしまうというのはよくあることですよね💦
そういうわけで今回は無理にダイエットしないで痩せるための方法についてです。
近年、「糖質制限ダイエット」や「ケトン食ダイエット」などが食事によって痩せるための方法として人気が高まっていますが、ダイエットしないでも痩せる方法はあるのでしょうか?
当ブログでは、ダイエットしないで痩せるための方法とは、ダイエットを目的にしないことだと考えています。
また、痩せやすい体質に関係しているのは腸内細菌であるため、腸内細菌のバランスを整えてヤセ菌を増やすことが効果的なダイエットにつながります。
実は、ダイエットしないで痩せるためには、あえて「ダイエット」を意識しないことが大切になってきます。
「ダイエット」が失敗してしまう最大の落とし穴は、自分はダイエットをすることを、本当は強く望んでいないのに、人間関係やメディアといった周囲に影響を受けることによって、何となく漠然と「ダイエット」をしなければならないと思うことだと私は考えます。
そしてその時点で自分自身が本当に望んでいないというストレスになっているため、頭では食べたくない、食べるべきではないと思っても、からだや潜在意識はこれまでの習慣として食べることを求めてしまうのです。
しかも、ダイエットしなくちゃ、と思っていると、わざわざモチベーションを無理にでも高める必要がでてくるため、どうしても途中で挫折してしまう可能性が高くなってしまいます。
「ダイエットしなくちゃ」ではなく「ダイエットしたい」と強く思うことが秘訣。
このことに関しては、前回の記事でご紹介した『知的アンチダイエット生活』の著者である夏目祭子さんが、「確かな事は、ヤセるためになると思ってせっせと励んでいるダイエットが、実は体をヤセにくく、太りやすくする「逆の努力」だということである」(夏目祭子 『知的アンチダイエット生活』 新潮社 p13)と述べていることは興味深い点です。
一方、ダイエットを成功させるための最大の秘訣は、「ダイエットしたい」と自分が心の底から強く思うことです。
つまり、ダイエットしないで痩せるには、「have to(~しなければならない)」ではなく、「want to(~したい)」という気持ちを持ち続けることが大切なのです。
そして、本当に「want to(~したい)」という気持ちがあれば、ダイエットをする習慣にモチベーションは必要なくなります。
<ダイエット>を意識しない「ダイエット」とは自然に気持ちよく痩せること。
そしてこのことは実は、気づいたら自然に気持ちよくやせている<ダイエット>を意識しない「ダイエット」につながっていきます。
「ダイエット」をしたいと思ったからには、肥満であることによって体の調子が良くないから改善したい、スリムになって気になる異性に声をかけられたい、といったことなど、何らかの動機が最初にあったはずです。
そのため、もしダイエットが長続きしなかったら、そもそもダイエットをなぜしようと思ったのか、その動機を振り返ってみることが大切になってきます。つまり、行動する目的(ゴール)は、「ダイエット」ではなく、その向こうにある自分の願望なのです。
もし本当に自分がヤセたいと思ったら、ダイエット自体を目的にするのではなく、自分が本当に求めている夢や願望を実現するために、日々、行動してみてはいかがでしょうか?
また、やせたいと心の底から思ってはいないけれど、何となくやせたいと思っている方は、ダイエットを目的にしないで、「より健康になって幸せに生きたい」や「今よりキレイになって異性にモテたい」といった、やせること以外のことで、本当に自分が求めていることを人生の目標にし、自分の理想的な体型を思い描きながら、目標の達成のために行動してみてください。
ダイエットは過程であって目的ではない。
そのようなダイエットを目的にしない習慣をもち、自分の願望を達成することだけにエネルギーを費やすことができれば、自然と自分の理想の体重に近づいていきます。
分かりやすくいえば、ダイエットという行為は過程であって人生の目的ではないということです。
体重計が示す数値を気にするのは、数か月に一度くらいがちょうど良いのです。
(もちろん、自分の中にダイエットをしたいという動機がなく、現状のままでも心身ともに健やかな生活を送れているのであれば、他人に歩調を合わせるようにして無理にダイエットを始める必要はまったくありません。)
体が太りたいと思っている間は、何をやっても無駄だった。まさに希望のかけらもない状態だ。
真実に気づいた瞬間から、僕はすべてのダイエットをやめることにした。体の意志に逆らう形で減量するよりも、そもそも体が太りたがる理由に目を向け、それを理解しようとしたのだ。
(『やせたがる体のつくり方』 ジョン・ガブリエル 著 宇佐和通 訳 KKベストセラーズ p19)
ダイエットに効果的なのは腸内細菌のヤセ菌を増やすこと。
つまり、普段からダイエットを意識しないということが結果的に痩せることにつながってくるのです。
では、そのこと以外にダイエットのために有効な手段はあるのでしょうか?
『ダイエットの科学』という本を別の記事でご紹介した際にも述べましたが、もしあるとしたら、それは腸内細菌のうちの痩せ菌と呼ばれる菌を増やすことです。なぜなら、痩せやすい体質や、太りやすい体質というのは、腸に生息する様々な腸内細菌が深く関係しているからです。
私たちの腸には100種類・100兆個以上の腸内細菌が生息しており、その様子はお花畑になぞらえて「腸内フローラ」と呼ばれていますが、例えば、肥満の人は「フィルミクテス門」の腸内細菌が多く、痩せている人は、「バクテロイデス門」や「アッカーマンシア属」といった腸内細菌が多いといわれています。
女性誌のダイエット特集などでは、前者はデブ菌、後者はヤセ菌と呼ばれていたりしますが、同じ食事を摂ったとしても、デブ菌が多いと、食べ物の余分なエネルギーが再吸収されるに対し、ヤセ菌が多いと余分なエネルギーはスルーされるのです。
このことに関して、例えば医学博士の藤田紘一郎氏は、
「長い間、私たちの常識ではカロリー神話が中心で、体重の増減は摂取カロリーで決まると考えられてきました。しかし、腸内細菌の働きが明らかになるにつれて、摂取カロリーだけでダイエットの成否が決まるわけではないことがわかってきました」
と『腸内細菌が家出する日』のなかで述べています。
また、藤田氏によれば、人工甘味料や食品添加物、抗生物質を体内に取り入れることによって腸内細菌叢が変化することも、肥満の発症と関係していることが、海外の大学の研究で判明したそうです。
これからのダイエットは腸に着目して腸内細菌のバランスを整えることが必要。
したがって、ダイエットによって痩せたいと思うならば、カロリー摂取量にこだわるのは時代遅れであり、これからのダイエットは腸に着目し、腸内細菌のバランスを整えることが必要なのです。
つまり、摂取カロリーばかりを気にするのではなく、ヤセ菌を増やすことに重点を置くのです。
そしてヤセ菌を増やすためのダイエットに効果的なのは、食物繊維が不足しないよう、積極的に食物繊維が豊富な野菜や果物、海藻類などの食材を摂るようにすることなのです。
特に痩せ菌と呼ばれる腸内細菌が好むのは食物繊維だといわれています。
代わりに減らすのは、人工甘味料をはじめとした食品添加物が多く含まれた加工食品です。特に寝る前に加工食品を夜食として食べることは、消化に負担をかけるという観点から出来るだけ避けた方が良いと思われます。
酵素ドリンクなどを用いたファスティング)や週2日程度のゆる断食もオススメ。
さらに時々酵素ドリンクなどを用いた断食(ファスティング)や、週2日程度のゆる断食を行なうことも、腸内環境をきれいにすることで、腸内細菌のバランスを整える効果があるとされています。
そのほか、ご飯やパンなどの主食の摂り過ぎを避け、代わりに食物繊維を多く摂るようにする「ゆるやかな糖質制限ダイエット」の実践も、痩せ菌を増やして健康的に痩せるためにオススメです。
また、痩せるための「ダイエット」というと食事のことばかりに重点が置かれますが、適度な運動を実践したり、ストレス太りを減らすために、マインドフルネス瞑想法などをこまめに行ったりすることも大切になってきます。
さらに食べる時にも「マインドフルネス」であることを意識すると、より健康的なダイエットの実現に効果的です。
今回は、当ブログが考えるダイエットしないで痩せるための方法について述べてみました。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪
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