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日頃から頭でいろいろ悩みすぎて心身ともに疲れきってはいませんか?
当ブログでは令和の時代の真のセルフケアについて述べていますが、今回は、ぐるぐる思考やネガティブ思考に気づき、受けいれることが大事だということについてです。
前回、エネルギー不足は「うつ」の原因の一つであるということについて述べましたが、出口が見えない、解決することが難しい問題に対して、同じ思考パターンを延々と繰り返すことは、かなりのエネルギーを脳で消耗してしまいます。
そのため、ぐるぐると考え始めてしまったら、そのことで結果的にネガティブな気分になる前に、
- 「思考、思考、思考」
- 「雑念、雑念、雑念」
- 「妄想、妄想、妄想」
といったようにラベリングして対処することが大切だと前回の記事では述べました。
ネガティブ思考が「悪い」とは限らない。
ここで大事なのは「あ、ぐるぐると考えすぎてしまっているな」と、気づき、そしてその「ぐるぐる思考」や、ネガティブな考えばかりをしてしまう自分の状態を否定せずに、そのまま受けいれることです。
そして、そのことに気づいたら、「思考、思考、思考」といったように、今の自分を観察し、ラベリングすることで実況中継していき、そのラベリングが終わったら、今度は「呼吸」に意識を向けてみてください。
もしマイナス思考にとらわれている自分を「ダメなやつだ」と否定してしまうと、そのことがネガティブな方向へと傾くきっかけになるため、自分が考えすぎていることに気づいたら、まずは受け入れるのです。
つまり、ネガティブである自分を否定してしまうこと自体がネガティブ思考なのです。
まずは自分にはぐるぐると考えてしまう性質があることを認めてあげる。
ですが、「ネガティブ」に考えてしまうのが悪いことだとは限りません。すべての物事には「ネガティブ」と「ポジティブ」の二つの側面があり、どちらが「良い/悪い」とは一概には言えないのです。
それに、自分自身がマイナス思考に陥っている時ほど、無理にプラス思考やポジティブ思考に切り替えるのは難しいものです。
問題なのは、自分自身にダメージを与えるようなマイナス思考を延々と繰り返してしまうことです。
したがって、ネガティブ思考が悪いことだと決めつけるのではなく、まずは自分のメンタルにはぐるぐると考えてしまう性質があることを認めてあげることが大切なのです。
そのことを踏まえたうえで、イライラしたりモヤモヤしたりしたら、そのことをきっかけにして、
「思考に気づく」→「ラベリングする」→「呼吸を観察する」
というマインドフルネス瞑想の一連の流れを実践してみてください。
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