当ブログではハチミツの栄養効果とミトコンドリアのエネルギーで、真の健康の実現と多くの病気の問題を解決する方法について考えていますが、今回はハチミツヨーグルトが花粉症対策に役立つ、ということについてです。
蜂蜜とヨーグルトの組み合わせは、腸内環境を整えるのに相性が良いと考えられますが、腸内環境の改善によるアレルギー症状の緩和については、腸内細菌学の第一人者である光岡知足氏が、ビフィズス菌や乳酸桿菌といった乳酸菌の菌体成分が腸管免疫を刺激すると、アレルギーが改善されやすくなると述べています。
より具体的に述べると、東京大学名誉教授の光岡知足氏は、『腸を鍛える―腸内細菌と腸内フローラ』のなかで、ビフィズス菌や乳酸桿菌といった乳酸菌の菌体成分が腸管免疫を刺激することによって、樹状細胞が活性化され、ヘルパーT細胞のTh1の働きが優位になると、「その結果、Th2の働きが抑えられるため、アレルギーが改善されやすくなる」としているのです。
また、アレルギー増加の背後には腸内環境の悪化がひそんでおり、「腸内フローラがビフィズス菌優勢の状態に保たれていれば、こうした免疫の誤作動は起こりにくく」なるとしています。
このように、もしハチミツとヨーグルトの組み合わせによって、腸内環境が改善されれば、花粉症をはじめとしたアレルギーの症状も緩和されることは十分期待できるのです。
しかしヨーグルトにしろ、ハチミツにしろ、ある特定の食べ物によって花粉症を緩和するには、1日や2日食べただけでは大した効果はなく、花粉症が発症する前から、しばらくの間、食べ続けるという習慣が大切なようです。
さらに、ハチミツヨーグルトでは花粉症が良くならなかったという方は、ハチミツヨーグルトに花粉荷・蜂花粉ともいわれているビーポーレンを加えてみると、より花粉症に対する効果が期待できるように思います。
ちなみにハチミツもヨーグルトも、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで販売されている低価格のものではなく、なるべく高品質なものを選ぶことが、腸内環境をより効果的に整えるコツです。