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日々の生活のなかで、時々こころに苦しさや生きづらさを感じることがある。そういう時は、ブッダの智恵で、脳ストレスを減らすための生き方を始めてみませんか?
今回は、当ブログ管理人が書いた『ブッダの智恵で、脳ストレスを減らす生き方 最初に苦しみの矢を抜くための仏教入門』をご紹介いたします。
わたし自身、日頃から思うのは、ブッダの基本的な教えや仏教の考え方をとりあえず知っておくことは、日常生活をすこやかに送るために非常に役立つということです。
日々テクノロジーが発展し、便利なモノが溢れて誰もが豊かで幸福な生活を送れるようになったはずなのに、実際は資本主義における経済格差、気候変動による自然災害や新型ウイルスによる感染症の問題など、悩み事は尽きません。
ところがブッダの教えを探究していくと、精神的なストレスや悩み苦しみの多くは自分自身の心が生み出していることが分かってきます。
このことは、幸せになれないのは100%自分自身が悪いということではなく、認知の偏りによって中立的な立場で物事を眺めることが出来ないため、自分でストレスを「脳ストレス」にしてしまっているということが大半であるということです。
また、心の苦しみを生み出す原因を「~が悪い」「~のせいだ」とひとつのものに特定できればラクなのですが、実際はそうではなく、様々な物事の関係性によるものだということが理解できてきます。
しかしながら毎日をやり過ごすことに精一杯、心が苦しいと悩んでいるのに、仏教に関心をもってお坊さんに相談してみたところ、厳しい修行を積んで「エゴ」や「欲」を無くし、「悟り」や「涅槃」に達することを目指すようアドバイスされたとしたら、どうでしょうか?
おそらくハードルが高いと感じてせっかくのブッダの教えや仏教への関心を急速に失ってしまうのではないでしょうか?
このことは病気を治したいと思っているのに、高額の費用を払い、海外の病院で手術しなければ治らないとい医者に言われるようなものです。
しかしブッダ(お釈迦さま)は、心の悩み苦しみに対して、苦行やまじないに頼るようなこともせず、きちんと合理的に説明することが出来る医者のような存在なのです。
ブッダは原始仏典のなかで、自らの教えを「矢のたとえ」によって説いています。
毒矢が刺さったら原因をあれこれと考えるよりも先にすることは矢を抜くこと、また第一の矢は受けても第二の矢は受けないことが大切であるというものです。
本書の第一部では、最初にまず苦しみを減らすということに主眼を置き、ブッダの基本的な教えについて書いています。
後半の第二部ではブッダの「矢のたとえ」を踏まえつつ、最初に刺さった矢を抜き、第二の矢は受けないための具体的な方法や、脳と心の関係について述べています。
もし苦しみの矢を抜くための具体的な方法について最初に知りたいというのであれば、第二部から読んでいただいてもいっこうに構いません。
ブッダや原始仏教の教えについては、自分自身が理解した範囲で、なるべく正確であることを心がけましたが、仏教に関心を持ち始めた読者の方を対象にしているため、難しいことを正確に説明しようとして内容が理解しにくくなるよりは、分かりやすさを重視して書くことを選びました。
そういう意味で本書はお寺の住職や仏教学者の方が書いた仏教についての学術的に「正しい」解説書であるとは言えませんが、本書からブッダの教えから苦しみを減らすためのヒントを得たり、仏教に関心を持つためのきっかけにしたりしていただければ筆者としては幸いです。
仏教(ブッダの教え)を正しく実践して、苦が減れば、そのぶん生きるのが楽になるのです。
また、ブッダの教えを真摯に学ぶことは、心の成長にもつながります。
『ブッダの智恵で、脳ストレスを減らす生き方』 目次
はじめに なぜいまブッダの教えが重要なのか?
第一部 最初に苦しみの矢を抜くための、ブッダの教え入門
ブッダの教えとは何か?
まずは苦しみの矢を抜くことが大切。
ブッダが説いた心の悩み苦しみを減らす方法とは?
「四つの聖なる真理」【四聖諦】とは?
苦しみという「結果」が生じないよう「原因」にアプローチできる。
「八正道」の「正しい」とはどういうことか?
ブッダが説いた重要な教え「縁起」とは?
ブッダの教え「十二縁起」とは?
「貪欲」「怒り」「妄想」は心が汚れる原因
【三毒】「貪」とは何か?
【三毒】「瞋」とは何か?
【三毒】「痴」とは何か?
ブッダの重要な教え「無常」とは何か?
ブッダの重要な教え「無我」とは?
ブッダの教え「苦」は何を意味するのか?
正しい道を歩むための「戒・定・慧」とは?
「慢」「疑」「悪見」にもご用心。
「慈悲」はブッダが説いた大切な教え。
マインドフルネスのルーツ、ブッダの瞑想法とは?
ブッダが説いたカルマの法則とは?
仏教は宗教なのか、それとも科学なのか?
仏教とは、自分自身や世界の見方を相対化し、「苦しみ」を減らしていくための教え。
仏教を「信じる」のではなく、ブッダの教えを自ら確かめる。
ブッダの教えは心の成長につながる。
第二部 ブッダの教えで脳ストレスを減らす生き方
矢のたとえでブッダは何を伝えようとしていたのか?
第一の矢を受けたとしても、第二の矢は受けない。
最初に苦しみの矢を抜くための方法とは?
呼吸にただ気づくことで苦しみの矢を抜く。
「気づき」の重要性とは?
慈悲の実践
「慈悲の瞑想」は心の苦しみを減らしていくために効果的。
まずは自分自身を思いやる。
最初に自分自身をゆるす。
実践することがなぜ重要なのか?
脳を大切にする。
脳ストレスを減らすことが心の苦しみを減らす。
脳ストレスを無くすために大切な「共感脳」
「貪・瞋・痴」は脳ストレスの原因
貪欲・怒り・妄想に「反応しない練習」
心とはそもそも何か?
仏教が考える「心」とは?
脳とは何か?
脳はいいかげんに出来ている?
大切なのは、大脳辺縁系と大脳皮質のバランス。
おわりに ブッダの教えを信頼し、心の拠り所にする。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます(^^♪
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