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あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と忙しくなると、ちょっとしたことにイライラして、そのたびにストレスを感じてはいませんか?
今回は、小さなイライラには10秒間のマインドフルネスが有効なわけについてです。
忙しい時ほど、コンビニやスーパーでレジを待っている間、自分が並んでいる列だけ進行が遅い場合についイライラしてしまうことはよくあると思います。
また、お店に入って欲しい商品がたまたま売り切れていたり、不注意で買ったばかりの飲みものの容器が倒れ、その中身がほとんどこぼれてしまった挙句、重要な書類を濡らしてしまったり、電車で居眠りしている間に降りる駅を乗り過ごしてしまったりしたら、今日は何だかツイてないと思い、だんだんイライラしてくるのではないでしょうか(かつての私自身がそうでした)。
そんな時は、そのイライラを、自分自身でさらに増幅させてしまう前に、10秒間のマインドフルネスを行ってみるのが対策としてオススメです。
何かイライラすることがあったら、胸やお腹に手を当てながら、10秒間、心臓の鼓動や、呼吸によるお腹のふくらみ、縮みを感じてみてください。また、そのとき、からだがどういう状態にあるのかに意識を向け、観察してみてください。
もしくは、ゆっくりと
「吸います、吸います、吸います」(5秒間)
「吐きます、吐きます、吐きます」(5秒間)
と心のなかで唱えながら、10秒間の呼吸をしてみてください。
マインドフルネスの習慣で、イライラが怒りに変わるまえに一度立ち止まることができる。
もしイライラするたびに、マインドフルになることによって、少しでも現在(いま)の瞬間に気づくことができたならば、小さなイライラが本物の怒りに変わり、つい怒鳴ってしまったり、イライラを解消しようとして、食べ物や娯楽に必要以上にお金を費やしたりすることは減ると思います。
すなわち、10秒間のマインドフルネス習慣によって、一度立ち止まることができれば、その後の自分がとる行動は変わるかもしれないのです。
そして、小さなイライラがきっかけで、ついカッとなり、自暴自棄になって大変なことをやらかしてしまうといった、より厄介な事態に陥るリスクを減らせることができるかもしれないのです。
より分かりやすくいえば、10秒のマインドフルネスで早めに自分のなかのイライラに気づき、大きな怒りや憎しみへと発展してしまうのを抑えるということであり、この現在(いま)を観察することによって、自分がとる行動の選択が変わる点は、マインドフルネス瞑想の効用のひとつだといえます。
以上今回の記事では、小さなイライラには10秒間のマインドフルネスが有効なわけについて述べてみました。
近頃、つい小さなことにイライラしてしまいがちだという場合は、ぜひ手を胸やお腹に当て、10秒間ゆっくりと呼吸を行ない、自分のからだやこころの状態を観察してみてください。
かくいう私自身も、忙しい時の信号待ちのあいだやインターネットでのダウンロードの待ち時間などで、呼吸によるマインドフルネスをこまめに実践するようにすることで、ちょっとしたイライラを観察するようにしています。
そしてそうすることで、小さなイライラが大きな怒りや憎しみへと変わることを防ぐことが出来ています。
こちらは『1日10秒マインドフルネス』(藤井英雄 著)。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます(^^♪
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