contents
当ブログではハチミツとミトコンドリアで真の健康を実現する方法について書いていますが、今回はハチミツに含まれる酵素についてです。
純粋ハチミツや生はちみつは、糖質やビタミン、ミネラル、アミノ酸など、様々な栄養素が含まれていますが、非加熱の生はちみつには、アミラーゼ、ジアスターゼ、グルコースオキシターゼ、ホスファターゼなどの酵素も含まれています。
これらの酵素は食べ物の消化を助けてくれますし、胃腸の調子も整えてくれるとされています。
ところでテレビのCMやインターネット上などで、「酵素」が含まれた健康食品が体に良いと宣伝されていますが、そのような健康食品を摂ったとしても、代謝のための酵素が補充できるわけではありません。酵素には消化のための酵素と、代謝のための酵素がありますが、代謝のために働く酵素は、必要に応じて、体内でその都度つくられるので、食べ物から補充することはできないのです。
しかし、食材に含まれている酵素が健康のためにまったく役に立たないのかといえば、そうではないように思います。
生ハチミツだけではなく、大根や山芋や生姜、りんごやパイナップルやバナナといった野菜や果物にも消化酵素が豊富に含まれていますし、納豆や味噌、ぬか漬けなど、日本が誇る伝統食の発酵食品にも消化を助けてくれる酵素が含まれています。
これらの食物酵素が含まれた食材はどれも、体内に摂り入れた際、消化管に負担をかけないよう、あらかじめ消化されやすいようになっているのです。
酵素がきちんと含まれている非加熱の天然・生ハチミツを選ぶ。
ところが酵素は熱に弱い性質があり、48℃を超えると次第に壊れ始めていくため、加熱食や加工食品には食物酵素は含まれていません。
また、手軽で便利な加工食品には、食品添加物や人工甘味料、トランス脂肪酸など、消化のために体に余計な負担をかけるものが多く含まれていることは、留意しておく必要があるように思います。
ちなみにスーパーマーケットなどで安く手に入るハチミツも、加工のために余計な熱が加えられている可能性が高いため、酵素が最初から失われている可能性があります。
そのため、蜂蜜から消化を助ける酵素を補充する場合は、酵素がきちんと含まれている非加熱の天然・生ハチミツを選ぶ必要があるのです。