「毎日マインドフルネス」の実践によって「運が悪い」を変えてみませんか?
今回は運の良し悪しは天気のように移り変わるということについてです。
前回の記事で、運(運気の流れ)は、空模様のようなものだと述べましたが、運の良し悪しというのは、晴れたり曇ったり雨が降ったりする、移ろいやすいものなのです。
また真夏の天気のように予測が難しく、快晴だと思っていたら、急ににわか雨が降ってきてずぶ濡れになる、しかししばらく待っていれば再びスッキリと晴れるといったように、急変する場合もあります。
つまり、運の良し悪しに関して何を述べたいのかと言えば、今日は「ツイてる!」「何だかツイてない……」と私たちは小さなことに一喜一憂してしまいがちですが、その「幸運」「不運」の意味合いは、時間の経過と共に変化するということなのです。
このことは、より分かりやすく言えば、その時「幸運」だと感じたことは本当に「幸運」であるとは限らず、反対に「不運」だと感じたことは本当に「不運」であるとは限らないということです。
最寄りのスーパーで、いつも買っている食料品がセールの為に2割引きの価格で買えたことを「ラッキー」だと感じたとしても、次に立ち寄ったドラッグストアで同じ商品が半額に近い値段で売られているのを発見したら、先ほど「ラッキー」だったことは、それほど「ラッキー」ではなくなるのです。
疲れてイライラしている時に、昨日まで正常に動いていたノートパソコンが完全に故障し修理が出来ないことを「不運」だと感じたとしても、仕方なく新しく買い替えた中古のノートパソコンが以前よりも高性能で毎日の仕事がよりはかどるようになったら、ノートパソコンが故障したことは「不運」であるとは言い切れないのです。
また、出勤のために急いでいるのに、家の鍵がいつも置いている場所になくて見つからないとしても、散らかっている部屋を片付けながら探していたら、ずっと前に失くして探していた他の物が意外な所から見つかったとしたら、家の鍵が見つからなかったことは、予期していなかった「幸運」につながるのです。
ちなみに「幸運」「不運」ということに関しては、(「運」が「生き延びる」ということに関わっている以上)現代社会においてはどうしても「お金」が絡んでくるケースが多いように思うのですが、たとえば、たくさんのお金が入ったお財布を落としてしまうことはすごく不運なことかもしれません。
しかしその後、親切な人に拾われたおかげで警察に届けられたのであれば、その不運な出来事は時間の経過と共に、幸運な出来事に変わります。
一方、買った宝くじが当選して、大金を得られたことはとてつもなく「ラッキー」だといえるかもしれませんが、長い目で見た場合、これまで手にしたことがない大金を得たことでいつもの金銭感覚が狂い、宝くじで得たお金を使い果たしても散財することをやめられず、結果的に消費者金融に頼るような借金生活に追い込まれたのであれば、宝くじが当たったことは、果たして「幸運」だったと言えるでしょうか?
つまり、ここで述べたかったことは、「人間万事塞翁が馬」(じんかんばんじさいおうがうま)という中国の故事にもあるように、その時の幸運が未来の不運につながったり、反対にその時は不運だと思ったことが、結果的に未来での幸運につながったりするケースが、日常生活においてはたくさんあるということです。
そのため、前回の記事でも述べましたが、「何だか運が悪い」と思ったとしても、「運が悪い」「ツイてない」と決めつけるのではなく、マインドフルネスによって一度気持ちをニュートラルにし、そこから「良くはないが悪くもない」「本当に運が悪いとは限らない」、さらに「この不運は未来の幸運につながる」といったように考え方を修正してみる、もしくは、ひと呼吸置き、「運」が良くなるまで待ってみる――そのことが、「運が悪い」を変える秘訣なのです。
お忙しい中ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪
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