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マインドフルネス瞑想を毎日習慣として続けることは出来ていますか?
今回はマインドフルネス瞑想を続けるためのポイントについてです。
数年前から集中力のアップなど脳のパフォーマンスを向上させるだけではなく、ストレスやイライラ対策、ダイエット、うつや認知症などの予防にも注目されているマインドフルネス瞑想ですが、このマインドフルネス瞑想の効果をからだと心の健康に対して期待するならば、習慣として地道に長く続けていくことが大切だと思われます。
そのため、以前の記事ではマインドフルネス瞑想の方法についてご紹介しましたが、今回はマインドフルネス瞑想を続けるためのポイントについてです。
実は現在の瞬間瞬間に気づいていくためのトレーニングであるマインドフルネス瞑想は、歩いている間や、ヨガなどのゆっくりとした運動の最中、食事をしている間など、どんなシチュエーションでも応用が可能です。
したがって、マインドフルネス瞑想を長く続けるためのポイントや秘訣とは、生活のなかのありとあらゆる部分に組み入れることだといえます。
歩いている間もマインドフルネス。
例えば、歩いている間に、足裏の感覚に意識を集中させ、地面に右足が着いたら「右、右、右」、左足が着いたら「左、左、左」と実況中継していきます。もしジョギングを行なっているのであれば、足の動きが早いので、右足に地面に着地したら「右」、左足が着いたら「左」と実況中継していきます。
しかし始めたばかりの頃は、気づいたら、誰かにメールを打たなければならないことや、夕食のことなど、様々な雑念が浮かんできてしまいます。その際は、早めに雑念に気づき、「雑念、雑念、雑念」と心の中で唱えて、再び足裏の感覚の実況中継に戻っていきます。
また、階段を上る際、足を上げるときに「上げます、上げます、上げます」、下げるときは「下ろします、下ろします、下ろします」といったように実況中継することで、気づきを入れることもできます。
森林浴はマインドフルネスに最適。
また、ジョギングやサイクリング、森林浴などを行なっている間に、視覚や聴覚などの五感を働かせて、目の前の風景や様々な音、吹いてくる風などを感じてみるのもお勧めです。
森林公園のような場所を走っている時に、小鳥のさえずりが聴こえてきたら、「小鳥、小鳥、小鳥」や「さえずり、さえずり、さえずり」などと、サティ(気づきの言葉)を入れて実況中継していきます。
その際、もし気持ちの良い風が吹きつけてくるのを肌に感じたら、「風、風、風」、木々の美しい緑が目に入ってきたら、「緑、緑、緑」など、自分の主観による価値判断を加えず、なるべくシンプルに実況中継していきます。
ゆっくりとした運動をしながら身体を観察。
そのほか、ヨガやストレッチ、太極拳などのゆっくりとした運動を行っている際に、からだの様々な部位に起こる変化を感じとってみることも、マインドフルネス瞑想を続けるための秘訣です。
呼吸をしながら、ねじる、のばす、反るなどの動作を行っているあいだに、からだの感覚や変化を微細に感じ取ってみるようにすることは、運動とマインドフルネス瞑想を同時に行えるというメリットがあります。
特にヨガに関しては、ヨガを行うこと自体がある意味、「瞑想」だといえますが、ヨガでなくても、お好きなエクササイズを行っている最中、首や腰、腕や足の関節など、からだの部位に起こる様々な変化を、特定に判断を加えることなく、ただ感じてみてください。
そのほか、仰向けになったまま、からだの隅々をゆっくりと観察していく「ボディスキャン」という方法もあります。
以上、マインドフルネス瞑想を長く続けるためのポイントについて書いてきましたが、マインドフルネス瞑想は他にも、
- 三度の食事
- お部屋の掃除
- 買い物の際のレジの待ち時間
など、日常の様々なことに応用が可能ですので、ぜひマインドフルネス瞑想を工夫しながら実践し続け、「気づき」の機会を増やすことで、もしマインドフルネス瞑想を始めなかったら気づけなかった多くのことに気づいていってみてください。
なお、マインドフルネス瞑想の方法についてはこちらの記事をご参照ください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます(^^♪
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