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今回は活性酸素・フリーラジカルと健康長寿・アンチエイジングの関係についてです。
病気とは無縁でいつまでも若々しく元気に生きる「健康長寿」の実現を誰もが願っていると思いますが、老化の原因には、「ストレス」が深く関係しています。
そして、その「ストレス」にはフリーラジカルやフリーラジカルの一種である「活性酸素」が関わっているため、老化を防ぐ「アンチエイジング」「健康長寿」を真に実現させたいならば、「フリーラジカル・活性酸素」対策が必要になるのです。
もしフリーラジカルや活性酸素が増えすぎてしまうと、エネルギー産生に関わる細胞内の「ミトコンドリア」に悪影響を及ぼしてしまいます。
たとえば、このフリーラジカルについて、医学博士の根来秀行氏は、『身体革命 世界最先端のアンチエイジングの法則』のなかで、
フリーラジカルとは、老化の引き金となる体の酸化(さび)を引き起こす犯人なのです。酸化反応はある種の原子や分子によって引き起こされますが、酸化反応を引き起こす原子や分子のことをフリーラジカルと呼びます。
(根来秀行『身体革命 世界最先端のアンチエイジングの法則』p29)
フリーラジカルは細胞の表面を囲む細胞膜を攻撃し、細胞膜の主成分である脂質を酸化します。同時にアラキドン酸という物質を作り出し、これに続いて多くの炎症性物質が産生され、さらなるフリーラジカルが細胞内で発生する悪循環に陥ります。細胞内外での酸化は細胞の機能を損なうことになり、それが積み重なると老化をもたらします。
(根来秀行『身体革命 世界最先端のアンチエイジングの法則』p30)
と述べていますが、老化とともに気になる肌のしわやシミ、加齢臭などの原因は、細胞の老化をもたらすフリーラジカルや活性酸素なのです。
<ストレス>への対策が健康長寿とアンチエイジングにつながる。
フリーラジカルや活性酸素が細胞の老化や万病の原因になるため、健康長寿やアンチエイジングの大敵であるということは、健康に関する情報番組や書籍などで何度も言われてきたことではあります。
しかし、余計な体の老化を防ぎ、いつまでも健康で元気に長生きするという意味での本当の「アンチエイジング」を実現するためには、ストレスによって大量の活性酸素・フリーラジカルが産生されるのを避け、さらに、細胞内のミトコンドリアを増やしたり、元気にするような生活習慣が大切になってくるのです。