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今回は酵素ダイエットと糖質制限、ゆる断食が痩せ菌を増やすことにつながる、ということについてです。
近年、酵素ダイエットと糖質制限ダイエットは痩せるための方法として注目されるようになりましたが、実はそこにプチゆる断食をうまく組み合わせると、痩せ菌ダイエットや健康的なダイエットを実現するのに効果的なのです。
痩せ菌ダイエットのポイント
- 酵素ダイエット・・・食物酵素が含まれている果物や野菜、発酵食などを中心に摂り、消化に負担をかける加工食品は減らすようにする。
- 糖質制限ダイエット・・・糖質は代謝のために必要であるため、ゼロを目指すのではなく、必要以上の摂り過ぎに気をつけるようにする。また食物繊維はしっかりと摂るようにする。
- プチゆる断食・・・1日に3食を摂っていたら、週に2~3回程度、そのうち1食を酵素ドリンクやグリーンスムージーなど、栄養バランスに優れ、腸内環境も整えてくれる飲みものだけにする。
酵素ダイエット
まず、酵素ダイエットを行う理由としては、代謝を良くすることが挙げられます。もし酵素によって代謝の能力が上がれば、健康的に痩せることが出来ます。
そしてそのためには、消化の働きをする食物酵素が含まれている新鮮な野菜や果物、発酵食などを積極的に摂るようにすることが大切になってきます。
そのような食物酵素が含まれた非加熱の食材を日頃の食事に置いて摂るようにすれば、体内での食物の消化が活性化されますし、そのことによって体内の酵素に余裕が出来、代謝の働きも活発になっていきます。
また、野菜や果物に豊富に含まれているビタミンやミネラルは、酵素の働きを助けてくれます。
一方、酵素ダイエットを成功させるためには、食品添加物や人工甘味料、トランス脂肪酸などの質の悪い油が使われた加工食品をなるべく摂らないようにすることが大切です。なぜなら、加工食品は消化に負担をかけてしまったり、代謝を妨げる原因になったりする可能性が高いからです。
しかし、便利な側面がある加工食品を全く食べないようにするというのは、現代社会においては難しいですし、普段から食べているものを突然我慢するというのは、ストレスになってしまいます。
そのため、普段からカップ麺やお菓子といった加工食品を食べる機会が多い方は、全体の3割程度を減らすことを心がけてみてください。
糖質制限
さらにそのような酵素を増やす生活習慣に、適度な「糖質制限」を加えていくと、より効果的なダイエットを行うことが可能になってきます。
しかし糖質・炭水化物は代謝ための基本となる栄養素ですし、炭水化物にはオリゴ糖や食物繊維といった腸内に生息する腸内細菌のエサになる栄養素も含まれるため、炭水化物ゼロを目指すような糖質制限はお勧めできません。
では健康を損なわずに気持ちよくやせるための「糖質制限ダイエット」を実現するためにはどうすれば良いのでしょうか?
その答えとしては、まず、ご飯類やパン類、麺類などの、いわゆる「ドカ食い」を避けるなど、炭水化物の摂り過ぎに注意することが挙げられます。
また、白砂糖や人工甘味料といった余計な糖質を摂らないようにする糖質制限を行うことも大切になってきます。
市販の清涼飲料水やお菓子などに大量に含まれている白砂糖や異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)は、体内の消化酵素を消耗させるうえ、血糖値を乱高下させ、精神的な不安定さを引き起こすなど、からだにとって良いことはほとんど無いと言われています。
一方、食物繊維やオリゴ糖は炭水化物や糖質であっても、腸内細菌のエサになり、腸内細菌のバランスを整えてくれます。それに加えて、特に食物繊維を普段から多く摂るようにすることは、ヤセ菌と呼ばれる「バクテロイデス門」や「アッカーマンシア属」などの腸内細菌を優勢にし、太りにくい体質を作ると言われています。
しかも食物繊維によって腸内細菌が発酵を起こすと、「短鎖脂肪酸」と呼ばれる脂肪酸が作り出されるのですが、この短鎖脂肪酸には余計なエネルギーが肥満細胞に蓄積するのを防ぐ働きがあるとされています。
一方、食物繊維をあまり摂らず、高カロリーの食事を続けていると、デブ菌と呼ばれる「フィルミクテス(ファーミキューテス)門」などが優勢になると言われています。
プチゆる断食
現代社会においては過食の傾向に気をつける必要がありますが、時々実践する断食(ファスティング)がダイエットや健康のために良いことは、様々な研究によって明らかになってきています。
身の回りに食べ物が溢れているからという理由で、漫然と食べ物を口にするよりも、一定の間、食べない時間を作ったほうが、自然とやせることにつながりますし、デトックス(毒出し)や、自然な若返りを目指すアンチエイジングにもつながります。
しかし当ブログでオススメする断食(ファスティング)は何日間も行う断食ではなく、「間欠的」と呼ばれるようなプチ断食や、週にたったの2日だけ、それも連続させないで、実行しやすい日に断食を行うという、マイケル・モズリー氏が提唱する「週2日ゆる断食ダイエット」などです。
断食というとどこかつらい印象があるかもしれませんが、時々プチ断食・ゆる断食を行って適度に空腹感を感じるようにすることは、つらい・苦しいというより、むしろ、カラダにとって気持ちいいのです。
もし1日に3食食べていたら、週に2、3日程度で構わないので、そのうち1食を砂糖や添加物が入っていない酵素ドリンクやグリーンスムージーなどだけにしてみてください。基本は朝食を酵素ドリンクやグリーンスムージーなどに置き換えることですが、朝にしっかり食べないと仕事がきついという方は、夕食でも構いません。
また、断食している間、空腹感に耐えられなくなったら、食べ物を口にする前に、他の楽しいことに集中したり、「この空腹感が私を健康にする」と唱えたりしてみると良いです。もしそれでも空腹感をどうしても我慢できなかったら、無理をせず、消化に負担をかけない果物を食べたり、ハチミツを舐めたりして気を紛らわせるのがオススメです。
週に2、3日程度おこなうプチゆる断食は、腸内環境を改善したり、腸内細菌のヤセ菌を増やしたりするのにも効果的です。
酵素ダイエット・糖質制限・プチゆる断食は痩せ菌を増やすのに効果的。
以上ここまで、酵素ダイエットや糖質制限、プチゆる断食について述べてきましたが、この三つをうまく実践することは、実は痩せ菌ダイエットにつながってくるのです。
- 酵素ダイエット・・・食物酵素が含まれている果物や野菜、発酵食などを中心に摂り、消化に負担をかける加工食品は減らすようにする。
- 糖質制限ダイエット・・・糖質は代謝のために必要であるため、ゼロを目指すのではなく、必要以上の摂り過ぎに気をつけるようにする。また食物繊維はしっかりと摂るようにする。
- プチゆる断食・・・1日に3食を摂っていたら、週に2~3回程度、そのうち1食を酵素ドリンクやグリーンスムージーなど、栄養バランスに優れ、腸内環境も整えてくれる飲みものだけにする。