contents
大人になってからのアトピー性皮膚炎のつらい症状に悩まされてはいませんか?
そして、大人アトピーを治したいと思い、保湿剤などによるスキンケアを頑張っているのになかなか改善しなくて、ひとりでお悩みではありませんか?
今回は、アトピーは、マインドフルネス・自然散策/森林浴・アーシングという3つの0円習慣で治していく、ということについてです。
以前、アトピーを治すために続けていきたい生活習慣について書いたことがありましたが、アトピー性皮膚炎を治すために、食事を改善したり、運動したり、スキンケアをしたりして、いろいろなことを試みているけれどそれほど症状が良くならない、という方は、
- マインドフルネス瞑想
- 自然散策/森林浴
- アーシング
という3つの0円習慣でアトピー改善を試みてはいかがでしょうか?
あえて「0円」(タダ・無料)としたのは、私自身も経験しましたが、アトピー性皮膚炎になると、保湿剤やサプリメント、通院費などで、何かとお金がかかってしまって経済的に大変だからです。
しかし、マインドフルネス・自然散策/森林浴・アーシングこの3つの習慣は、自然のちからをお借りするだけですので、やろうと思えば、お金をかけずにすぐに出来ますし、最初は続けるのが億劫だと感じても、アトピー性皮膚炎を治していくために良い働きをしてくれたり、続けることで生きる元気を取り戻せたりするなど、私自身が続けてみて実感しています。
マインドフルネス瞑想
では、マインドフルネス瞑想についてですが、マインドフルネス瞑想をアトピー改善に活かすには、
- ストレス対策の道具としてマインドフルネス瞑想を利用する。
- いつも今の状態に対して気づきを入れることで、かゆみから距離を置くようにしてみる。
- 常に現在を意識するよう心がけることでアトピーにとらわれない生き方を目指す。
といったことが重要になってくるように思います。
もちろん、マインドフルネス瞑想が直接的にアトピーの改善に役立つとは考えにくいのですが、しかし毎日習慣として実践することで、アトピー性皮膚炎の症状緩和につながってくると思われます。
まずはストレス対策としてマインドフルネス瞑想を始めてみる。
アトピー性皮膚炎の原因については、食べ物や細菌、ダニ、化学物質など、これまで様々なものが挙げられてきましたが、その症状の発症の特に大きな要因であるのは、「ストレス」だと思われます。
もちろん、「ストレス」といっても、ストレスの要因には、親子関係や人間関係を中心とした心理ストレスや、化学物質、食べ物に含まれる食品添加物、電磁波、気温、活性酸素など、様々なものやことが考えられるのですが、アトピー性皮膚炎の原因は、身体的・心理的なものも含めた、広い意味での「ストレス」や「ストレス反応」にあるように思うのです。
そのため、必要以上に何らかのストレスを受け続けると、からだのなかで「炎症」が起きるきっかけになり、慢性炎症が続くことがアトピー性皮膚炎の発症の大きな原因になってしまうと考えられるのです。
実際に、緊張したり、恥ずかしい思いをしたりするなど、何らかのストレスを感じると、アトピーの患部がかゆくなるという経験をお持ちの方は多くいらっしゃると思いますし、私自身もそうです。
しかし、呼吸によるマインドフルネス瞑想を始めることで、過剰なストレス反応を避け、日々のストレスやイライラを減らしていくことは可能だと思われるのです。
そしてそのことで、アトピーによる皮膚のかゆみが軽減されることは十分考えられるのです。
マインドフルネス瞑想でかゆみから距離を置く。
皮膚科医が書いたアトピー性皮膚炎に関する本のなかにはよく、「かゆくてもなるべく皮膚を掻くな」と書かれていたりしますが、何らかのストレスによって皮膚がかゆくなった時、無意識に患部を掻いてしまうのは仕方がないことだと思います。
私自身も、まだしぶとく残っているアトピーの患部が本当にかゆくなったときは、無意識のうちに掻いています。
そのため、たとえば「マインドフルネス瞑想によってかゆみを対象化し、現在の呼吸に意識を集中させてかゆみが去っていくのを待つようにする」、ということはなかなか出来ません。
しかしマインドフルネス瞑想を続けていくと、少なくとも、「皮膚を掻いてしまっている自分」に気づくことができるようにはなります。そしてその自分に気づくことで、必要以上に皮膚を掻いてしまうのを止めることが出来るのです。
このことはすなわち、かゆみにとらわれた自分を自分でコントロールするということです。
常に現在を意識することでアトピーにとらわれない生き方を目指す。
最後に述べたいのは、マインドフルネス瞑想によって、常に現在を意識することで、アトピーにとらわれない生き方を目指すということについてです。
このことは精神論のように聞こえてしまうかもしれませんが、アトピーの症状がひどくなると、そのことを過去の記憶と結びつけたり、これからもっとひどくなって絶対に治らないのではないか、と未来に対して不安になったりしてしまいます。
しかし、以前に「瞑想とは現在の瞬間を観察するためのトレーニング」や「マインドフルネス瞑想を始める理由とは何か」といった記事で述べたように、マインドフルネス瞑想を根気強く続けていけば、気持ちが常に「前向き」になるのは難しくても、「真ん中」には戻りやすいのです。
このことは、自分の経験ではありますが、気持ちを常にニュートラルにすることで、アトピーの症状に対して自分で「良い」「悪い」と判断するのを止めたり、アトピーの症状がひどくなっても、絶望的な気持ちにならないようにしたりすることにつながっていきます。
もちろん、アトピー性皮膚炎の症状に苦しんでいる場合、気持ちを常にニュートラル(中立)にするのは困難です。
ですが、マインドフルネス瞑想をなるべくそうするための訓練だと思って、1日に10分でも良いので、小さな習慣として毎日続けてみると、結果的にアトピーの改善に役立つと思われます。
(マインドフルネス瞑想の方法について関心がある方はこちらの記事をご参照ください)。
自然散策/森林浴
皮膚のかゆみがつらいアトピー性皮膚炎においては、その症状の発症の特に大きな要因であるのは、「ストレス」だと思われます。
もちろん、「ストレス」といっても、ストレスの要因には、親子関係などによる心理的ストレスや、化学物質、食べ物に含まれる食品添加物、電磁波、気温、活性酸素など、様々なものやことが考えられるのですが、アトピー性皮膚炎の原因は、やはり広い意味での「ストレス」にあるように思うのです。
そのため、必要以上に何らかのストレスを受け続けると、からだのなかで「炎症」が起きるきっかけになり、そのことがアトピー性皮膚炎の発症の大きな原因になってしまうと考えられるのです。
したがって、そのストレスからフリーになり、アトピーの症状を少しでもやわらげていくためには、自分がストレスを感じる空間からしばらく離れてみることも必要であるように思うのですが、そのためにオススメの習慣は、定期的に自然散策や森林浴を行うことです。
自然のなかを五感を活かし、現在に集中してゆっくり歩く。
しかし、「森林浴のリラックス効果を高めるコツとは?」の記事でも述べましたが、せっかく森林浴を行ったとしても、気持ちが今ではなく、過去や未来を彷徨っていたり、スマートフォンの画面を見ながら歩いたりすると、自然散策や森林浴のリラックス効果は半減してしまいます。
特に森林浴のリラックス効果は、自然の中の音や香りや景色によってもたらされるため、森林浴のリラックス効果を高めるには、五感を活かし、現在(いま)に集中してゆっくりと歩くことが大切なのです。
自然散策や森林浴を行っている間は、気持ちの良い呼吸を行うとともに、先程のマインドフルネス瞑想を実践しながら、自然そのもの=今の瞬間を五感で感じることに集中してみてください。
また、自然のなかにいると、アトピーのかゆみもやわらぐことが多いですが、もしかゆみが発生した場合は、出来れば「かゆみ、かゆみ、かゆみ」と気づきの言葉(サティ)を入れることで対象化し、かゆみにのみ込まれず、距離を置くようにしてみてください。
- 視覚・・・自然の様々な変化や移ろい、色などを感じるようにする。
- 聴覚・・・風の音や、鳥、虫の鳴き声などを感じるようにする。
- 嗅覚・・・木々や花々の香りを感じるようにする。
- 触覚・・・手で木や土を触感を感じてみる。また、歩くたびに足裏感覚を意識する。
- 味覚・・・飲み物や食べ物がいつもより美味しく感じることを感じる。
<フィトンチッド>には、ストレスをやわらげる効果がある。
ちなみに樹々や植物が揮発する<フィトンチッド>には、ストレスをやわらげる効果があるとされていますが、その「フィトンチッド」に加えて、マインドフルネス瞑想にもストレスを低減する効果があるため、森林浴とマインドフルネスで、無理にお金を使わなくても慢性的なストレスからも解放され、心身ともに爽快な気分になり、かなりのリラックス効果が得られます。
もちろん、だからといってアトピー性皮膚炎の症状が劇的に良くなるわけではありませんが、自然散策/森林浴とマインドフルネスを習慣化することで、日頃からストレスが解消されることは、結果的にアトピーが快方に向かうことにつながるかもしれません。このことは私自身、定期的に自然のなかに身を置くことで実感しています。
また、自然散策や森林浴を実践することは、アトピーの肌のかゆみのつらさから距離を置くことにもなりますし、普段から室内で過ごすことが多い方にとっては、心の気晴らしにもなります。
しかも快晴であれば同時に気持ちの良い日光浴もできますし、川や海の近くを通った際に聞こえてくるせせらぎ音や波音といった自然音には、かなりのリラックス効果が期待出来るため、意識的に自然音を聴くようにすることは、ストレスをやわらげたり、皮膚の状態を整えたりするのにもオススメです。
森林浴の効果がストレスをやわらげる理由。
- 樹々や植物の芳香成分・植物が身を守るために揮発する<フィトンチッド>
- 鳥や虫の鳴き声、風の音など、ヒトの耳では聴き取れない高周波の音
- 人体の常在菌と自然のマイクロバイオーム(微生物相)の調整
自然音の効果・効能
- リラックス効果・・・自然音で脳と心の緊張が緩和される。
- ストレス解消効果・・・しばらく自然音を聴いていると、いつの間にかストレスが消えている。
- 美肌効果・・・音は耳だけではなく、皮膚でも聴いているとされており、実際にしばらく自然音に身をまかせていると、肌荒れが治っている。
- アンチエイジング効果・・・ストレスは老化の原因だとされているが、そのストレスが自然音によって取り除かれることによって、元気になり、若返った気分になる。
アーシング
最後は、大地と直接つながるアーシングが、アトピー改善にも効果的である理由についてです。
毎日アーシングを実践することはアトピー性皮膚炎の改善にもつながってくると思われますし、アーシングを実践すると、かゆみがやわらいだり、乾燥肌が改善されたりすることも期待できます。
その「アーシング」とは、簡単に言えば、裸足になって、大地に直接触れることで、からだに溜まった静電気を体外に放出することです。また、それと同時に地球から電気エネルギーをもらうことでもあります。
それゆえ、アーシングは直接肌を大地につけるだけで出来るアーシングは、お金をかけずにゼロ円/無料で実践できる究極の健康法の一つだといえます。
しかしアーシングに欠点がひとつだけあるとしたら、2、3分、直接土に触れただけでアーシングしたつもりになるのではなく、30分程度を目安に、なるべく毎日続けた方が、より効果が発揮されるという点です。
つまり、アーシングによって真の健康を実現するためには、アトピーを少しでも良くするためににずっと継続していこう、という自分の気持ちや意志が非常に大切になってくるのです。
アーシングがアトピーの改善に効果的である理由。
そして、このアーシングを行うことは、電磁波や静電気による害を緩和し、アトピー性皮膚炎を治していくのに大変効果的だと思われます。
アトピー性皮膚炎が電磁波や静電気と何の関係があるのかと訝(いぶか)しむ方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえば、仙台にある丸山アレルギークリニックの院長である丸山修寛氏は、『アトピーのルーツを断つ!』のなかで、静電気や電磁波とアトピー性皮膚炎の関係について言及しています。
ニュースや新聞では、電磁波が私たちの身体に及ぼす影響について報道することはほとんどありませんし、電磁波は「見えない」ため、私たちの体の不調が、実は電磁波と関係しているということについては、普段生活していても、気づくことは難しいと思います。
ところが丸山修寛氏は、2011年3月11日の東日本大震災の時、しばらく停電が続いたことによって、アトピーのかゆみがなくなったという患者さんの声があったことで、家の電磁波がアトピー性皮膚炎と関係していることに気づいたといいます。
そして『アトピーのルーツを断つ!』のなかで丸山氏は以下のように述べています。
人の身体は、微細な電気の流れによって、コントロールされています。表皮にも電圧があり、この電池のような構造が皮膚の機能を維持させています。ところが、ほとんどのアトピーの人は日々の生活で過剰な静電気をためこんでしまっており、それによって自律神経が乱れ、皮膚のバリア機能が低下し、かゆみや湿疹が生じています。〝静電気〟があなたのアトピーの原因になっていないか、確認してみてください。
(丸山修寛『アトピーのルーツを断つ!』より抜粋)
また、丸山氏は「脳や皮膚に過剰な静電気をためこんでしまっていても、まったく心配はいりません。寝室など生活環境を見直して、静電気を生じさせているルーツを見つけ、以下のような対策をして皮膚電流が正しく流れるようにすれば、自然とアトピーが改善し始めるでしょう」と述べています。
その「以下のような対策」とは次の通りです。
- 「塩水のうがいを習慣に」
- 「体内の静電気を取り除く作用のある、炭と金属のコイルを貼る」
- 「化学繊維の服は避ける」
- 「ミネラルやビタミンをとって静電気を中和」
- 「携帯電話やゲーム機などの使用を減らす」
- 「土の上を素足で歩く!(身体のアース)」
「アーシング」は静電気を抜くのに効果的。
このなかでお金をかけずに手っ取り早く体のなかの静電気を抜くのに効果的なのは、先程も述べたように、「土の上を素足で歩く」という身体のアース、すなわちアーシングなのです。裸足で庭の土の上を歩くなど、直接大地に触れるだけで、静電気は地面に流れていくのです。
そのため、もし食事だけではなかなかアトピーや乾燥肌が改善しないという方は、1日に1、2回、10分から20分の間、土や砂浜、野原など、大地につながっている地面に立ったり、歩いたりしてみると良いと思います。
特に濡れた地面や海辺などを歩いた方が、電気が流れやすくなるために、よりアーシングに効果的だとされていますが、裸足で歩く際は、木の枝を踏んでケガしたり、虫などに刺されたりしないように、地面をよく観察しながら、なるべく歩きやすい土の上を選ぶことをオススメします。
理想的なのはやはり、1日に30分以上、できるだけ毎日、アーシングを続けることですが、しかし、もし忙しくて時間がないというのであれば、1日に2~3回、数分程度、裸足で直接、大地に立つだけでも、少しは効果があります。
ちなみに『はだしで大地に立つと病気が治る 体内静電気を抜くアース健康法』(マキノ出版)という本では、アーシングによってアトピー性皮膚炎の症状が良くなったという報告がなされています。
また、アーシングについて詳しく知りたい方は、『不調を癒す《地球大地の未解明》パワー アーシング すべての人が知っておくべき重大な医学的真実!』(ヒカルランド)という本がオススメです。
地道なアーシングの実践は、アトピー性皮膚炎の治癒を助ける。
この「アーシング」はお金がかからない健康法ですので、アトピー性皮膚炎に悩まされている方で、電磁波の影響が気になる方は、ぜひ一度試してみてください。
特に、近くにコンセントがあったり、四六時中、スマートフォンを近くに置いていたり、パソコンで作業をし続けたりしていると、電磁波の影響を受けやすくなるので、そのように電磁波の影響を受け続けている方は、こまめにアーシングを実践することが大切だと思われます。
もちろん、マインドフルネス瞑想と同様、アーシングを2、3日続けただけで、アトピー性皮膚炎が劇的に改善されるわけではないかもしれませんが、地道に生活習慣としてアーシングを実践し続けることは、アトピー性皮膚炎の根本的な治癒を助けてくれます。
さらに、アーシングには、ストレスが緩和したり、ぐっすりと眠れるようになったりする効果も期待できますので、ストレスが解消したり、深い睡眠をとれたりすることも、結果的にアトピー性皮膚炎の改善につながっていくと考えられます。
アーシングの実践によって特に期待できる効果
- ストレス解消・リラックス効果
- 熟睡効果(不眠症の解消)
- 抗炎症作用
以上今回は、アトピーは、マインドフルネス・自然散策/森林浴・アーシングという3つの0円習慣で治していく、ということについて述べてみました。
マインドフルネス瞑想、自然散策/森林浴、アーシングを実践するのに、お金は必要ありませんし、驚くことに、この3つの習慣は、同時に行うことができます。
つまり、自然のなかで裸足でたたずみ、五感を活かしながら、今・ここの瞬間をマインドフルに感じるということです。
しかし、0円で出来るかわりに、少しでもアトピーを治していこうという気持ちや、これら3つを習慣として続けていこうという意志が、少しばかり必要になります。
もし地道に取り組んでいけば、アトピー性皮膚炎が治ることはお約束できませんが、日常のストレスが軽減されるなど、プラスの効果は期待できます。
この3つを習慣が気になる方は、自然のちからをうまく活用して、共にアトピーの症状を少しでも良くしていきましょう。