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当ブログではハチミツの栄養効果とミトコンドリアのエネルギーで真の健康を実現する方法について書いていますが、今回はハチミツの糖質(ブドウ糖・果糖)についてです。
純粋蜂蜜や生はちみつには、ビタミンやミネラル、アミノ酸など、様々な栄養素がバランスよく含まれていますが、はちみつの主成分は糖質であり、約8割はブドウ糖と果糖によって占められています(残り2割は水分)。
ちなみにハチミツ100g中の糖分の目安は、スクロース(ショ糖)1% 、グルコース(ブドウ糖)42%、フルクトース(果糖)51%、マルトース(麦芽糖)2%、ガラクトース4%となっています。
また、「カロリーは砂糖の約3分の2」であるにも関わらず、「甘みは砂糖の約1.5倍」だといわれています(そのためダイエット中の甘味料として利用することも効果的だといえます)。
さらに、ハチミツの糖質は、砂糖(ショ糖)と違い、ミツバチの酵素によってあらかじめ単糖類(ブドウ糖と果糖)に分離しているという特徴があります。
つまり、ハチミツの糖質は砂糖よりも少ない量で甘みを感じることができるうえに、スムーズに吸収されて、すぐにエネルギーとして消費されるのです(ミトコンドリアによるエネルギー代謝)。
したがって、からだへのエネルギー補給や、ブドウ糖をエネルギー源にしている脳の疲労回復などにも、こまめにハチミツを舐めることはオススメなのです。
血糖値の調整作用がハチミツにはある。
しかも、ハチミツの糖質は一定量しか血液に吸収されないため、砂糖よりも余分な糖質が脂肪になる確率が低いとされています。
それに加えて、ハチミツの果糖の吸収は遅く、その速度はブドウ糖の半分程度で、急速に血糖濃度を高めません。
すなわち、このような血糖調整作用がハチミツにはあるといわれており、蜂蜜は体が処理できる以上に血糖値を高めないとされているのです。
特にアカシアはちみつは、ブドウ糖よりも果糖のほうが多く含まれているため、ほかのハチミツよりも血糖値の調整作用が強いといいます。
そのため、アカシアはちみつはゆるやかな糖質制限の実践などにもオススメなのです。
果糖のほうが多く含まれているアカシアはちみつは血糖値の調整作用が強い。
ハチミツを購入する際は無添加のものを選ぶことが大切。
しかし、ハチミツを効率のよいエネルギー源や血糖値対策の甘味料として利用する場合は、無添加の天然・生はちみつを選ぶことが大切です。
なぜなら、スーパーやコンビニエンスストアで販売されている数百円のハチミツは、シロップともいうべきで、水アメや異性化糖などが甘味料として加えられている可能性が高いからです。
たとえハチミツの糖質が砂糖よりも優れていたとしても、加工のために加えられた水アメや異性化糖などの糖質が、消化のために体に余計な負担をかけたり、血糖値を急激に上げたりしてしまうことが考えられるのです。