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当ブログではハチミツの栄養効果とミトコンドリアのエネルギーで、真の健康の実現と多くの病気の問題を解決する方法について考えていますが、今回は『ひとさじのはちみつ』(前田京子 著 マガジンハウス)をご紹介したいと思います。
前田京子さんの『ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵』は、これまで知ることのなかった蜂蜜の利用の仕方や、ハチミツの魅力を余すことなく伝えた一冊です。
『ひとさじのはちみつ』では、抗菌・殺菌作用のあるハチミツによる傷の手当てや目薬、歯磨き、胃薬としての使い方、美容法など、ハチミツを日常生活に活かすための方法が細かく書かれており、読んでいると、正直、目から鱗が落ちます。
普段の体調不良や体力作りに、はちみつが幾通りにも役に立つということを知ると、はちみつを常備しておくということは、大げさではなく、家にちょっとした薬局があることに等しいとわかる。
はちみつのどんな成分が、どう効くのかということにもふれながら、この本では実際に試してみた、楽しくて具体的な使い方を、ちょっとした工夫も織り交ぜつつ、ご紹介したいと思う。
(前田京子『ひとさじのはちみつ』p16)
また、特に印象的なのは、はちみつとビタミンCとの組み合わせについて書かれているくだりです。
はちみつだけでは十分に摂れないビタミンCを、アスコルビン酸の粉末などで補ってあげることが、風邪やインフルエンザなど、多くの病気を遠ざけるのに役立つ、ということについて詳しく書いてある点は、はちみつの健康効果や免疫力効果を知るうえで非常に勉強になります。
「ビタミンCを摂るときは、はちみつと組み合わせると、活性マルチビタミン、マルチミネラルを合わせることになるので、効果が高まり、しかも美味しい。」(前田京子『ひとさじのはちみつ』)
『ひとさじのはちみつ』を読めば蜂蜜の魅力が伝わってくる。
また、はちみつを歯磨きの際に利用したり、天然の目薬として使用したりすることの効用についても触れられています。
そのため前田京子さんの『ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵』は、ハチミツの有効的な利用方法や知られざる魅力をより詳しく知りたい方には非常にオススメの一冊だといえます。
さらに、「あとがき」において、以下のように書かれていたことが印象的でした。
この本は、ずっと身近にあって大好きだったのに、何十年もの間、はちみつの魅力に気づかなかったうっかり者が、ひょんなことからその秘めたるパワーに魅せられ、夢中であれこれ冒険してみた、経験や覚え書きを個人的にまとめたものだ。はちみつに、あれもできる、これもできるとその再発見にうれしくなったあまり、思わず遊び場に走り出て、「はちみつ好きはこの指とまれ!」と言っているようなものである。
(前田京子『ひとさじのはちみつ』p184)
ちなみに、この『ひとさじのはちみつ』の続篇として、2017年に発売された『はちみつ日和』があり、こちらも、はちみつだけではなく、プロポリスやローヤルゼリー、ビーポーレンなどについても書かれた、大変興味深い内容になっています。
どちらもはちみつの魅力を知るための書籍として非常にオススメです。