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当ブログではハチミツとミトコンドリアで真の健康を実現する方法について書いていますが、今回はプロポリスに含まれる栄養素・成分についてです。
天然の抗生物質ともいわれるプロポリスには様々な栄養素や成分が含まれていることが知られています。
プロポリスは主に樹脂(50~55%)や蜜ろう(30%)、精油(8~10%)、花粉(5%)などで構成されていますが、残りの約5%に、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどに加え、フラボノイド類、テルペン類、酸類、エステル類、アルコール類、アルデヒド類、フェノール類、酵素、多糖類など300種類以上の生理学的活性がある成分が含まれているとされています。
これらの栄養群は、原産地によって異なりますが、プロポリスには様々な栄養素や有効成分が含まれているのです。
特に、アルテピリンCやフラボノイドなどは、プロポリスを特徴づける栄養成分として注目されています。
プロポリスに含まれる栄養素・成分
- ビタミン・・・ビタミンA、B1、B2、B6、Eなど
- ミネラル・・・カルシウム、鉄、銅、亜鉛、セレニウム、マンガン、マグネシウムなど
- アミノ酸・・・リジン、ヒスチジン、フェニールアラニン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、バリン、スレオニン、トリプトファン、アルギニン、チロシン、アラニンなど
- フラボノイド(ポリフェノールの一種)・・・ケルセチン、テクトクリシン、アカセチン、イサルピニン、ビニストロビン、ピノセンプリン、サクラチネン、イソサクラチネンなど
- 有機酸・・・桂皮酸、カフェイン酸、オレイン酸、安息香酸、コハク酸、リンゴ酸、フマール酸、ソルビン酸など
- アルコール類・・・シンナミルアルコール、クマリルアルコール、テトラコサノールなど
- フェノール類・・・オイゲノールなど
- 芳香性アルデヒド・・・バニリン、イソバニリンなど
プロポリスに含まれる代表的な有効成分
- フラボノイド
- アルテピリンC
- p-クマル酸
- クロロゲン酸
- テルペノイド
プロポリスのなかでも特に注目に値する成分は、フラボノイドとアルテピリンCだと思われます。
フラボノイドとは?
プロポリスには「フラボノイド」が含まれていますが、このフラボノイドとは、ポリフェノールの一種であり、このポリフェノールは、植物が紫外線から生じる活性酸素から、その身を護るために生み出したものと言われています。
そしてポリフェノールの一種であるフラボノイドは、あらゆる植物に含まれ、活性酸素による酸化を防ぐ抗酸化作用を発揮します。
もし激しい運動を行ったり、強い陽射しを浴びすぎたりして、体内の活性酸素が増えすぎてしまうと、細胞の老化が促進し、お肌にシミやシワが出来やすくなってしまいます。
しかしフラボノイドには、活性酸素を除去する抗酸化作用があるため、摂取することで、老化予防、動脈硬化の予防、心筋梗塞の予防、ウイルス感染症の予防、ガンの予防などに効果があるといわれています。
ちなみにフラボノイドは主に、大豆に含まれているイソフラボン類、ベリー系の果実に含まれているアントシアニン類、お茶に含まれるカテキン類に分類されますが、プロポリスにはこれらフラボノイドが20~40種類含まれているとされています(特に多いのはケルセチンです)。
アルテピリンCとは?
プロポリスに含まれる特有成分「アルテピリンC」とは桂皮酸誘導体の1つであり、抗菌作用や殺菌作用、抗酸化作用が強いとされています。また、アルテピリンCには、がん細胞を死滅に追い込む抗がん作用があるといわれています。
しかしアルテピリンCは全てのプロポリスに含まれているわけではなく、含まれているのはブラジル産のものだけだとされています。そのため、アルテピリンC目的でプロポリスを購入する場合は、産地や含有量をきちんと確認することが必要です。
以上、ここまでプロポリスに含まれる栄養素や成分について述べてきましたが、注目したい成分が豊富に含まれているプロポリスを、ぜひ毎日の健康維持のために役立ててみてください。
また、プロポリスに期待できる効果・効能としては、以下が挙げられます。