毎日マインドフルネスでいつもの「運が悪い」を変える生き方、始めてみませんか?
前回の記事では、「不運」な出来事に遭遇した時にまず大切なのは、戦ったり逃げたりせず、まずは不運であるということを受け容れ、「運には様々な側面があるため、この不運は不運であるとは限らない」など、物事を冷静に判断できるよう、自分自身のメンタルやコンディションを整えることなのだと述べました。
では、そもそも「運が悪い」とは、どういうことなのでしょうか?
以前の記事で、私自身、ストレスや疲れが溜まってイライラすると運が悪くなるとも述べましたが、たいていの場合は、日常生活において「運が悪い」と感じさせる出来事の多くは、「運」のせいというより、
- タイミング・めぐり合わせが良くない
- 認識不足・注意不足・情報不足
- 思い込みによる予測・期待が外れる
といったことが原因で起こっているものです。
つまり、大事な書類を部屋にうっかり忘れて外出したり、大切にしていた食器を落として割ってしまったりした場合は、「たまたま不運だった」というよりも、ストレスや溜まった疲れによって、いつものパフォーマンスが発揮できていなかったり、注意力が散漫になったり、集中力が途切れたりしているのだと考えられるのです。
反対に体調を良好に保つよう心がけ、周囲に注意を払うことを常に怠らないようにすれば、不運な状況に陥るリスクを減らせるかもしれないのです。
また、心理学の用語で「選択的注意」というものがありますが、ひとつのことに注意を向けすぎると、その時同時に起こっている他の出来事に対して気づきにくくなります。
時々、自転車に乗りながらスマートフォンを操作し、歩行者と衝突して怪我をさせたというニュースを耳にしますが、たとえば、街中を歩いている最中に手元のスマートフォンを眺めていたり、イヤホンを装着して音楽を聴いていたりしたら、視界が限定されたり、遠くの音が聴こえなかったりして、危険を察知するのが遅れてしまいます。
そしてその分、接触事故や転倒事故など、何らかの事故を起こしてしまったり、他人とぶつかってトラブルに巻き込まれたりする確率が高くなるかもしれません。
そういえば私自身、風の強い冬の日に音楽プレーヤーをいじっていたら、気づかないうちにマフラーが飛ばされており、たまたま通りがかった人に拾ってもらったことがありました💦。
すなわち、日常生活における「運が悪かった」とは、「今」起きている様々なことに気づけていなかったと関係してくるのです。
反対に「運が良かった」とは、大きな事故や災難につながる要因に早めに気づけて良かったということになります。
そういう意味では、精神科医アンデシュ・ハンセン氏がいう、不安・ストレス状態が慢性的に続く「ストレス脳」や、手元のスマートフォンが気になって本来の集中力を発揮出来なくなる「スマホ脳」などは、今・ここに気づく「マインドフルネス」とは反対の「マインドレスネス」の状態に近いため、「運」が悪くなってしまう要因かもしれません。
つまり、「運が悪い」を変える秘訣は、日頃のマインドフルネスの実践によって、周囲の状況に注意を払うようにする、「今」という瞬間に意識を向けるようにする、もしくは気づきのチカラを養うようにすることなのです。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪
マインドフルネス習慣シリーズ第2巻
『「運が悪い」は変えられる。 なぜマインドフルネス瞑想を実践すると運が良くなるのか?』
AmazonKindleで販売中です🎵