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アトピー改善のために植物油のとり方に気をつけてみませんか?
今回は植物油や脂質の摂り方に気をつけることはアトピーを少しでも治していくためにとても大切であるということについて述べていきたいと思います。
近頃、大人になってからのアトピー性皮膚炎に悩まされる方が急増しているといわれていますが、大人のアトピーは完全に治るのでしょうか? また、アトピーを治すためにはどのような手段が有効なのでしょうか?
世の中には「~すればアトピーが治る」という情報が氾濫していますが、私自身の経験上、アトピーをすぐに治すのは難しいと思われます。
そして、アトピーを治していくために大切なこととして考えられるのは、シンプルに整理すると、以下のようになります。
- 腸内環境を改善する
- 血液をきれいにする
- 新陳代謝を良くする
実は私自身アトピー体質で、様々なことを実践するうちに気づいたのですが、アトピーを少しでも治していくためには、あれもこれもと特定の対策を細かく行うのではなく、血液をきれいにし、血液の巡りを良くするために、からだ全体のバランスを整えていくことが重要なのです。
そしてそのために具体的に必要なことは、以下のようなことだと思われます。
この記事ではこのうち、植物油や脂質の摂り方について述べていきたいと思います。
アトピーを少しでも治していくための油・脂質の摂り方とは?
アトピーを少しでも治していくためには、油・脂質の摂り方を気をつけてみることが大切になってくるように思います。
というのは、油はかゆみの原因になりやすく、現代社会においては知らないうちに加工食品やファストフードからサラダ油や植物油脂を過剰に摂取してしまう傾向にあるため、植物油の摂取は増やすよりも出来る限り控えめにしたほうが良いと思われるのです。
特に、酸化した植物油の摂取量を減らすという意味では、天ぷらやフライなどの揚げ物の食べ過ぎは避けたほうが賢明です。
また、植物油は、<植物油脂>という食品添加物のかたちで、お菓子をはじめとした加工食品のほとんどに含まれていますので、アトピーのかゆみを少しでもやわらげていくためには、加工食品中心の食事にも注意が必要だと思われます。
では具体的に油・脂質の摂り方をどのように気をつければよいのでしょうか?
このことに関しては、まず、リノール酸(オメガ6)が含まれている植物油を食事でなるべく減らしていくことが大切です。
そして、その代わりに青魚や亜麻仁油などに含まれるオメガ3と呼ばれる脂肪酸をバランスよく摂っていく必要があると一般的には言われていますが、しかしだからといって、オメガ6と同じように酸化しやすい性質があるオメガ3脂肪酸を大量に摂取するのは禁物です。
ちなみに不飽和脂肪酸であるオメガ6とオメガ3の摂取量の理想的なバランスは2:1や1:1だと言われています。
(なお、アトピーと植物油の関係については、医学博士の永田良隆氏の『油を断てばアトピーはここまで治る』のなかで詳しく書かれているので、関心がある方は一読していただきたいと思います)。
大切なのは植物油・サラダ油の摂り過ぎを避けること。
しかし、オメガ6のリノール酸を過剰摂取している傾向がある場合は、オメガ3の脂肪酸を増やすのではなく、オメガ6の摂取量を減らすことで、オメガ3脂肪酸とのバランスをうまく調整していく必要があります。
わかりやすくいえば、油・脂質は、普段の食事で十分な量を摂れている可能性が高いので、オメガ3を無理に食生活にプラスする必要はないということです(これはあくまで個人の意見です)。
まず大切なのは、揚げ物やファストフード、植物油脂が含まれた加工食品を食べることを控え、オメガ6の脂肪酸の摂取を減らすということです。
また、揚げ物はもちろん、炒め物を食べても、酸化した植物油の摂取量が増えてしまうので、炒め物をする際には、サラダ油ではなく、主に飽和脂肪酸で構成されているバターやココナッツオイル、ギーなどを利用してみると良いかもしれません。
こちらはココナッツオイルとギーをブレンドした「ココナッツ・ギー」。スキンケアにもオススメです。
そのほか、食材を加熱する際は、「炒める」という手段だけではなく、「煮る」や「蒸す」といった方法もありますので、野菜やお肉などの食材を煮たり蒸したりしてみることも、植物油の摂取量を減らすことにつながります(ちなみにこのあたりの調理に関するレシピについては、アトピーなんか飛んで行け!の会が出版している『アトピーなんか飛んで行け!―アトピー克服実践マニュアル』が参考になります)。
以上、ここまで油・脂質の摂り方はアトピーを治していくために大切だということについて述べてきましたが、アトピー性皮膚炎の症状に関しては、原因や症状についても個人差があるため、この記事の内容が、どなたにとっても100パーセント正しいわけではありません。そのため、この記事の内容は、アトピーを少しでも良くしていくための参考程度に止めておいていただければ幸いです。
また、この記事内容が少しでも、アトピー性皮膚炎に悩んでいる方の症状の改善のお役に立てれば、大変嬉しく思います。
- 腸内環境を改善する
- 血液をきれいにする
- 新陳代謝を良くする