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マインドフルネス習慣によって「運が悪い」を変えてみませんか?
前回の記事では、なぜ「運」が悪くなるのかといえば、疲れてイライラすることで、集中力が途切れたり注意力が散漫になったりするからだと述べました。
日常生活の中ではよくあることかもしれませんが、もし溜まったストレスや疲れでイライラしていると、スーパーマーケットで自分が並んだレジの行列だけ、とてつもなく進行が遅くて待たされる、接客してくれた店員さんの態度が無愛想であまり良くないなど、「運が悪い」と思える出来事に遭遇し、ますますイライラしてしまいます(かつての私がそうでした💦)。
ちなみに、イライラしているから運が悪くなるのか、運が悪いからイライラしてしまうのか、疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれませんが、このことに関しては、「悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか」の議論に似ており、どちらか一方に限定されるというよりも、その両方(双方向的)だと言えるかもしれません。
しかしながら、イライラしている時に「運が悪い」と思える出来事に遭遇し、自分は「運が悪い」と確信することで、本当に「運」が悪いと思える、最悪な事態を招いてしまうこともあるのです。
そのため大切なのは、もし自分がイライラしていることに気づいたら、早めにイライラすると「運」が悪くなるということを思い出し、マインドフルネスによって「今」の呼吸に集中するなどして、これ以上イライラしないようにすることなのです。
私自身、この方法で、運が悪くなることを防ぐことが出来ています。
ただし、問題なのは、イライラして自分自身のコントロールを失っている時ほど、マインドフルネスによって「今・ここ」に意識を集中させたり、いまの呼吸に気づいたりすることが難しいことです。
そのため、以前の記事で述べましたが、普段から、毎日マインドフルネスを実践するための時間を作り、「習慣化」しておくことが重要になってくるのです。
そうすると、レジで待たされてイライラしてしまった時でも、イライラしてしまっているという自分自身の今の状態に気づきやすくなり、そこから少し落ち着くことで、「今・ここ」や今の「呼吸」に意識を向けやすくなります。
「運」とは天気のようなもの。
そもそも「運」とは何でしょうか?
たとえどんなにテクノロジーが発展したとしても、振ったサイコロの目の数が100%予測出来ないように、「運」には、自分自身でコントロール出来ない「偶然性」や「ランダムネス」(一切の法則性を持たず、予測が不可能な状態のこと)が関わっています。
(ちなみに人がギャンブルやゲームにハマるのは、自分ではどうにもならない、この「偶然性」や「ランダムネス」が存在するからなのです)。
そのため、自分自身でどうすることも出来ないから、「運」が良いとか悪いとか人は時々口にしてしまうのです。
この人間がコントロールできず、予測できない「運」とは、言うなれば、天気や空模様、つかみどころのない雲のようなものなのです。
しかしながら、「運」そのもの・運気の流れは、天気と同じく100%の予測やコントロールをすることが出来ず、自分ではどうしようもないものだとしても、「運が悪い」と思ってしまう自分自身のマインド(心持ち)は制御することが可能なのです。
つまり、運が悪いと思える出来事に遭遇した時、そこから、「自分は運が悪い」と確信してますますイライラするのではなく、「イライラすると運が悪くなるから苛々しないようにする」「別に運が悪いとは思わない」や、あえて「運が悪い・ツイてない」ではなく「運が良いな~、ラッキー」と思ってみることも出来るのです。
お忙しい中ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪
運が悪いを変えるにはマインドフルネスの習慣化が大切です。
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