今回は、水溶性ケイ素のデトックス効果についてです。
水溶性ケイ素には様々な効果効能が期待できますが、そのうち特に注目なのはデトックス効果です。
デトックス効果とはいわば毒出しのことですが、なぜ私たちは「デトックス」を行なわなければならないのでしょうか?
そのわけは現代社会においては、食べ過ぎの傾向や生活環境の工業化による汚染物質の蔓延などによって、知らないうちに様々な老廃物や有害物質がなかなか排泄されずに体内に止まってしまっているからだと考えられます。
そして老廃物や有害物が体内に溜まることは細胞のスムーズな新陳代謝の妨げになります。
もし細胞の新陳代謝が阻害されてしまうと、体調不良が引き起こされるだけではなく、糖尿病やガンといった生活習慣病が発症する原因にもなります。
しかし元々ヒトのからだにはデトックス機能が備わっているため、本来はデトックスに意識を向ける必要はそれほどないはずなのです。
例えば肝臓や腎臓といった臓器は、私たちの体内に有毒な物質が溜まらないよう、常に働いてくれています。
また体内の老廃物を外に運ぶ役割を果たしているのは血液です。血液は酸素や栄養素、ホルモンなどを全身の細胞に送り届ける働きがありますが、その一方で体内でガレキとなった老廃物を持ち帰る役目もあることを忘れてはなりません。
水溶性ケイ素がデトックスのために大切な働きをする理由。
そして水溶性ケイ素には、血液の流れがスムーズになるように、傷ついた毛細血管を修復する働きがあるとされています。
なぜならケイ素(珪素)は毛細血管の内皮細胞を構成しているからです。
またケイ素(珪素)には乳化作用と呼ばれる、混じり合うことのない水と油を混じり合わせる働きがあるため、血管内の汚れや脂質を溶かし去る作用があります。
さらに腸もデトックスのために働いています。小腸は食べ物を栄養素を吸収するのが主な役割ですが、大腸は分解・吸収が終わった食物の残骸を便として排出するのが仕事です。
もし便秘によって大腸に便が長期間停滞してしまうと、毒素を発生される便が体内に止まることになってしまうため、腸内環境の悪化や体調不良につながってしまいます。そのため、大腸が便を排出するのも大切なデトックス(毒出し)だといえます。
ちなみに大腸が便を排出する促す主な栄養素は食物繊維ですが、この食物繊維は実はケイ素(珪素)によって構成されています。
食物繊維には腸内の有害物質を吸着して便と一緒に体外に排出する作用があると言われていますが、実はその働きはケイ素によるものなのです。
また、栄養吸収や不要物の排出などを行っている腸が健康であるためには、腸内環境が良くなければなりませんが、水溶性ケイ素には強い抗酸化作用があるため、腸の老化の促進を防ぎ、腸を元気にする働きがあるといいます。
水溶性ケイ素の抗酸化作用によって腸内がキレイになれば、増えすぎると腸で様々な悪さをする悪玉菌の増殖は抑えられ、代わりに善玉菌が増えるようになります。
そのことは結果的に腸内環境を改善することにつながります。
ケイ素には体内に溜まった放射性物質や重金属を吸着して除去してくれる効果がある。
それ以外にもデトックスに関しては重金属の問題があります。現在、私たちの生活環境は鉛や水銀、カドミウムといった体に悪影響を与える重金属が知らない間に溜まりやすくなっています。
重金属は体内に元々備わっているデトックス作用や必須ミネラルの力によって排出されますが、それでも少しずつ体内に蓄積し、重金属は私たちが気づかないまま体や精神に悪い影響を与えている可能性が高いのです。
そのような重金属の害から脳や身体を守るためにも日頃のデトックス(毒出し)は大切だと言えますが、ケイ素には体内に溜まった放射性物質や重金属を吸着して除去してくれる効果があるといわれています。
デトックスに大切なのは先程述べた通り、スムーズな血流と腸内環境です。
そしてその水溶性ケイ素はそのふたつに作用するうえ、有害物質も排出してくれるため、デトックス(毒出し)に高い効果を発揮してくれると考えられるのです。